MISS BUNNY
「嫌です」
即答だった。
虎徹はバーナビーの中に突っ込んだままの状態で、予想外の返事に固まった。
今日のバーナビーからなら、快い返事が返ってくるはずだと虎徹は信じて疑っていなかった。
「な、どーして……」
虎徹が問い掛けると、バーナビーは視線を外し言いにくそうに口を開いた。
「その……、痛いんです。だから、抜いてもらえませんか」
バーナビーも感じてくれていたし、そのせいですっかり失念していたが、そういえばこの身体でするのは初めてなのだ。
虎徹はふと、バーナビーと初めて交わった時のことを思い出した。
あの時も、二回目をお願いしたら断られたっけ。
「わかった、ごめんなァ、バニー。抜くから、力抜いてて」
ちゅっ、と軽く音を立て唇にキスをしてバーナビーの中から引き抜いた。
「はっ……、すみません…虎徹さん」
「いいって、俺こそ無理させちゃってごめんな?」
余裕ぶってバニーの頭を撫でて笑ってみせたが、バニーの視線は俺の股間へと向いていた。
まだまだやる気十分で、上を向いてるそれに俺は苦笑を漏らす。
「あー、悪ィ、その、まだまだオジサンも若いみたいで……そのうち、収まるか、ら」
むくりとバーナビーが起き上がった。
ベッドの上で上体を起こし、虎徹と対峙する。
「あの、バニー、ちゃん?」
「僕が、しましょうか」
バーナビーは虎徹の太股に手を添えて脚を開かせると、その間へと顔を寄せた。
虎徹のを掴むと、緩く幹を扱きながら袋へと唇を寄せて、そっと口に含み舌を這わせる。
ベッドに両肘と両膝を付き、尻を高く上げた状態で奉仕され、時折バーナビーの腰が揺れる。
いつもならここで、バーナビーの尻を撫でたりして悪戯する所なのだが、今日はどうしても、違う所に興味が向かってしまう。
虎徹は誘惑に負けて、目前で揺れる二つの膨らみの片方に手を伸ばした。
「ンッ……」
下から持ち上げるように揉むと、やはり虎徹の手の平から溢れる。
悪戯に乳首に爪を立てれば、簡単に硬くなった。
「あっン、もぅ……」
バニーに睨まれたが、口の周りを唾液で濡らしたそんなエロい顔で睨まれても少しも怖くはない。
「なぁ、バニー。お願いがあるんだけど」
ニコニコしながら話し掛けると、バニーの眉間に皺が寄った。
「……大体予想がつきますけど、何です?」
「おっぱいで、俺の挟んでみてよ」
バニーから思い切り、軽蔑したような目で見られたが気にしない。
おっぱいが好きで、何が悪いっ!
「なー、頼むよ、バニーちゃん。ほらっ、今しかできないじゃん」
頭を撫でながら一生懸命お願いすると、バニーは深い溜息と共に了承してくれた。
「……少しだけですよ?それにそんな、AVみたいなこと期待されても、できませんからね」
「うん、いーのいーの、挟んでくれるだけで」
試行錯誤の結果、虎徹がベッドに腰掛け脚を開き、バーナビーが床に膝をついてその間に入る格好で落ち着いた。
「ほんとに、挟むだけですからね」
顔を伏せたままのバーナビーが両手で胸を持ち上げ、虎徹のモノを両側からぎゅっと挟んだ。
虎徹としてはバーナビーの恥ずかしそうな様子と、バーナビーの胸に挟まれているという視覚効果だけでもイケそうな気がしたが、実際にされてみると欲が生まれるものだ。
結局、挟まれるだけでは物足りず、バーナビーの胸へ手を伸ばした。
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