MISS BUNNY
虎兎/1.2.3.4.5.6.7.8.9.10.11.12.13.14



ぷくりと膨らんで、ツン、と上を向いてる乳首を舌先で突いた。それだけでバーナビーの身体が跳ねる。
口に含んで舌先で転がせば身体をびくびく震わせて、虎徹の後頭部の髪を緩く握ってきた。

「ん、ァ……」

バーナビーの意識が胸へと向いている間に、片手を胸元から脇腹を通り足の間へと滑らせる。指先が茂みへと触れるがそこに、いつもあるはずのモノはない。
虎徹が更に奥へと触れようとするとバーナビーに手首を掴まれた。

「バニーちゃん、……触られんの嫌?」

虎徹としてもここまで来てお預け、というのはかなり辛い。けれどバーナビーに本気で拒絶されたら諦めるしかない。

「嫌じゃないです、だけど、その……」

歯切れの悪い様子に虎徹は、何故バーナビーが触れられるのを躊躇うのか理解した。
こんなことを言えば怒らせる、そうわかっているのに言わずにはいられなかった。
足の間に滑らせた指先はそのままに、耳元に唇を寄せて興奮から掠れ気味の声で囁いてやる。

「濡れてる、から?」
「……っ!」

間接照明の明かりの元でも、バーナビーが赤面したのがわかった。その隙に一気に奥へと指先を進ませる。思った通り、ヌルリとした感触が虎徹の指を濡らした。

「ははっ、どろっどろ」
「ッ…、…最低だっ」

胸板を弱い力で殴られた。勿論、虎徹はそんなことではびくともしない。
バーナビーの視線を感じながら濡れた指先を口に含んだ。信じられない、といった様子でバーナビーが目を見開く。虎徹は指に舌を這わせ味わってから指を引き抜いた。

「女の子の、味がする」

目を細めてそう言えば、バーナビーの目に涙が浮かんだ。
涙は零れ落ちずに目尻へと溜まり、唇を噛み締めたバーナビーに睨まれ虐め過ぎたかと苦笑を漏らした。あまり虐めて、逃げられては困る。

「そう睨むなよ、バニー。あんまり可愛いからつい意地悪したくなっちゃうんだよ、ごめんな」

謝罪の言葉と共に目尻へとキスを落とし、溜まった涙を舌先で掬った。
虎徹を睨むことを止めたバーナビーの視線は宙をさ迷い、虎徹の顎先辺りへと落ち着いた。

「……あまり虐めないで下さい、ただでさえ恥ずかしくて逃げ出したい気分なんです」

珍しく素直なバーナビーの言葉に虎徹は驚き、思わずバーナビーの顔をまじまじと見つめてしまった。
気まずそうにバーナビーの視線が泳ぐ。

「なんですか?……あまりじろじろ見ないで下さい」
「いや、かわいいなァと思って」
「んあ、や、っ……」

再び脚の間へと手を滑らせ先程より奥へと指を進ませる。
いつもあるはずのモノの代わりにある、小さな突起に触れると電気が走ったようにバーナビーの身体が跳ねた。

「……ここ、気持ちい?」

バーナビーから溢れる体液で濡れた指先でクリトリスを撫でてやると、バーナビーの身体に力が入りびくびくと震えた。

「は、い……」

慣れない感覚に戸惑いながらも感じてくれている様子が愛しくて虎徹の目尻が下がる。

「お前、可愛すぎ」

バーナビーの身体が震えるのが楽しくて、指先を前後に動かしクリトリスを擦り続けるうち、段々と硬く膨らんできたそれを摘み指先で擦り合わせるようにすると足ををぴんと張りバーナビーの震えが大きくなった。

「ぃや、アッ……、怖い……っ!」

虎徹はしがみついてきたバーナビーの頭を撫で、顔面に優しくキスを落としながら擦る指先の速度を速めた。
バーナビーの声が段々と大きくなり、背がしなりガクガクと震え、虎徹はバーナビーが達したことを察した。はぁはぁと口を開け苦しそうなバーナビーの呼吸が落ち着くまで、優しく抱きしめ髪を撫で続けた。

「大丈夫か?」
「……はい」

バーナビーの返事を聞き、止めていた指の動きを再開させる。ただし今度はクリトリスではなく更に奥まで指を伸ばしバーナビーの入口を探った。
ヌルヌルとした粘液が溢れてくる場所に触れるとバーナビーの身体に力が入るのがわかった。
バーナビーの緊張を解すよう、軽く唇にキスをする。

「大丈夫、痛くしないって」
「……痛くしたら、逃げますから」

少しいつもの調子を取り戻したらしいバーナビーに虎徹は笑みを浮かべた。

「ちょっとは痛いかもしんねーけど、我慢しろよ、男だろ」
「今は女ですよ、……ぁ、なんか、変…」

虎徹は手探りで入口を探し、指先に力を込めた。少し指を進めた所で指先がそれ以上進むのを拒まれる。処女膜があるのだろう、虎徹は無理に指を進めることはせずバーナビーと視線を交わした。



 
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