MISS TIGER
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バニーにベッドの端に腰かけてもらって自分はベッドから降りる。
脚を開いたバーナビーの間に収まり、虎徹は自分の胸を両手で掴んで股間へと胸を寄せた。
胸の間に挟む前に、ツンと尖ったままの乳首の先端でバニーのをつついてみると、自分から仕掛けた悪戯なのに下腹部がずくんと震えた。先程の愛撫で過敏になってるらしい。
慌てて悪戯は止めてぎゅっと胸の谷間に包んでみた。
自分の胸に挟んでみたって俺自身に快感はないけれど、視覚的にはなかなかエロくて結構クるものがある。
ちらりとバーナビーを見上げると頬を上気させて唇をキュッと結んだ顔が見えた。
……かわいいな、こいつ。
バーナビーの表情に気を良くして虎徹は大胆になった。
正直な所、AVでしか見たことがなくて自分はされたことがないけれど、こうしたら気持ちいいだろう、ということは元は自分も男なわけだし何となくわかる。
ただ挟んでるだけじゃ気持ち良くないだろう。
舌を伸ばしてだらりと唾液を垂らしバーナビーのを濡らす。
胸を掴んでムニムニと左右交互に揺らし滑り具合を確認してみた。足りない感じがするのでまた垂らす。

「ふ……」

十分に濡らしてから両手で両乳房を掴み、上下に幹を扱いてやるとバーナビーから熱っぽい吐息が漏れた。
ああ、なんだか興奮する。
胸をユサユサ揺らし幹を扱きながら、そろりと舌を伸ばして先端に滲むカウパーを舐めた。
けど、物足りなくてそのまま先端に吸い付き、亀頭部分を口に含んでしまう。

「ん、あ……、ダメです……。そんなにしたら、出ます……」

出せばいいのに、俺の口の中に思い切り吐き出したらいい。
イキそうだというのを離せるわけがなかった。
俺は胸で擦るのを放棄しズブズブと喉奥までバニーのをくわえ込んだ。
喉奥に当たり、えづきそうになったのをやり過ごすと、そろりと抜いてまた奥までくわえる。
バニーのはでかくて、頬張るだけで精一杯で舌を使ったりする余裕なんてない。
けど、今日は一段とでかいな……、顎が外れそうに口開けてんのに全然口の中に収まらない。

「はっ……、無理しないで、虎徹さん」

バーナビーの指先が虎徹の唇の輪郭を辿る。
自分のことを気遣うなら早くイけばいいのに、と思って虎徹は気が付いた。
バニーのがいつもよりでかいんじゃなくて、俺の口が小さいのだ。
……やりにくい。
俺は口淫が嫌いじゃない。どちらかといえば好きだ。
そりゃ最初のうちは同じ男のアレを舐めるなんて目茶苦茶抵抗あったけど、慣れてしまえば抵抗なんて薄れた。
バニーのの味や匂いに興奮するし、それどころか最近は喉に擦れると気持ちいいと思うこともあるくらいで。
けど、今日はちょっとつらい。
できるだけ奥までくわえて舌で押し出して、緩慢に頭を前後に振っているとバーナビーの手が虎徹の頭を掴んだ。

「……っ!」

引き離されるかと思ったら違った。逆にぐっと喉奥を突かれてむせそうになる。
さっき、無理しないで、なんて言ったくせに!
頭を掴まれたまま引き抜かれ、まさか、と思ったがまた引き寄せられて喉奥まで押し込まれて、俺は抗議の意味を込めてバニーの太股をバシッと叩いてやったけどバニーは怯まない。
最近時々、バニーは俺の頭を掴んでこうやって俺を犯す時みたいに揺さ振ってくることがある。
それは凄く苦しくて、俺は嫌だっつってんのにそれでもバニーは強要してきて、俺はそれを拒めなかった。
目茶苦茶苦しいけど、苦しいだけじゃないからだ。
きっと俺は、認めたくはねぇけどマゾッ気があるんだろう……。
でも今日は、本当に、マジで苦しい。
ずっと限界まで広げてる顎は外れそうで顎の付け根も痛いし、バニーはいつもと同じ調子で揺さ振ってくるけど今の俺はいつもみたいに頑丈じゃねぇんだよ、たぶん。首なんかも細いしさあ……。
つらすぎて涙が溢れてくる。
もう、本当に無理……そう思った時、口の中でバニーのが爆ぜた。



 
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