Spilt milk
※
Milkの続き。
虎徹は耳を疑った。
バーナビーからそんな卑猥な誘い文句が発せられるとは思ってもみなかった。
ここまで誘われたら、誘いに乗らないわけにはいかない。
虎徹は口元を緩ませ、指先でバーナビーの唇に触れた。
「上のお口で飲みたい?それとも下かな?」
冗談を交えながらバーナビーの形の良い尻を撫でる。
「両方、ではいけませんか?」
バーナビーも手の中の虎徹自身を撫でながら負けじと応えた。
いつになく挑発的なバーナビーの態度に虎徹の顔に苦笑が浮かぶ。
「……バニーちゃん、溜まってる?」
そんなことを聞けば恥ずかしがって、うるさいですよ、おじさん。とか、そんな悪態が返ってくるかと思ったがバーナビーの反応は違った。
「当然です、この前したのいつだか覚えてますか?」
しどろもどろになったのは虎徹の方だ。
「えーっと、……一ヶ月くらい、前?」
「正確には28日、ちょうど4週間前にしたのが最後です」
虎徹は内心舌を巻いた。
「よくそんなん覚えてるなあ」
「僕はおじさんと違って若いですから。4週間もしなかったら欲求不満にもなります」
「へえへえ、どーせ俺はおじさんですよ」
「でも、まだ枯れてはいないでしょう。楽しませてくれますよね?」
バーナビーは撫でていた虎徹自身をきゅっと握った。
「うっ……!」
虎徹の喉から情けない呻き声が漏れる。
バーナビーは身体を下へとずらして虎徹の股間へと顔を寄せた。服の上からやや硬さのある虎徹の物へと頬を擦り寄せる。
「おじさんだって、溜まってるんじゃないですか?もう硬くなってますけど」
虎徹の服を下着と一緒に下へとずらすと、剥き出しになったそれに手を沿えて下から上へとじわじわと舐め上げた。
「ん、悪いかよ。バニーに触られたら、そりゃ勃つよ」
「嬉しいです、僕も虎徹さんのコレ、好きですよ」
舌で唾液を絡め湿らすと、先端からゆっくりと口の中に納めていく。
口を大きく開き、歯を立てぬようにしながら深くくわえると先端が喉奥へと当たった。虎徹がバーナビーの頭を掴んで緩く腰を揺らし喉奥を突くと、喉が締まり締め付けられる。
バーナビーは苦しそうに顔を歪め呻くような声を漏らしつつ、虎徹から離れようとはしなかった。虎徹がつま先で股間を撫で上げるとバーナビーの身体はビクビクと震えた。
「そんなに、俺のが好き?しゃぶりながら、勝手にイクなよ」
バーナビーと視線を合わせると、涙が溜まってる瞳で睨まれた。虎徹の嗜虐心が擽られる。
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