→会話オンリー
「おい、なんだ。その格好。ふざけてるのか？」
「光忠君が作ってくれたんだよ。大倶利伽羅とお揃いの服。私がふざけてるなら、大倶利伽羅もだからね。ふざけてるの？」
「ふざけてない。光忠が作っただと？」
「そう。凄いよねぇ。どう？似合う？格好良い？」
「おい！なぜ大倶利伽羅が先なんだ！？俺の主用衣装を作ると言っただろう！？」
「長谷部君の衣装作るの大変なんだもん！小物がいっぱいあって。布も買いに行かないとだったから、先に僕の作って余った布で大倶利伽羅の作ったんだ。それと、名前ちゃんよく似合ってるよ！」
「ありがとう。」
「怠慢は許さんと言った筈だぞ！！！」
「……おい、それ着てていいのか。」
「折角光忠君が作ってくれたし。それに、なんだかんだで長谷部叔父さんは大倶利伽羅に優しいところあるから大丈夫だよ。」
「……あんた達、もう少し静かにしろ。」
「こうして見ると兄妹みたいだね。ね、長谷部君。」
「大倶利伽羅と主が兄妹…………？」
「おっとー？なんか変なスイッチ入ってない？これ大丈夫？長谷部？戻っておいで。」
「ということは、主は俺の姪という事に？」
「長谷部ー！現実に戻って来い！それはただの例えであって、現実は違うぞ！私と大倶利伽羅は兄妹じゃないぞ！」
「ありですね。」
「光忠君が余計な事言うから！」
「長谷部君も重症だねぇ。」
「……勝手にやってろ。」