sbms | ナノ
男▲高校生の▽常パロディー

→ノボリがタ▲クニ、インゴがヒ▲ノリ、エメットがヨ▽タケのクダリ不在
→ノボリクダリの妹
→ほぼ会話文
→パロですが会話の節々を弄ってあります
→下ネタ注意
→アニメ2話くらいのパロディー



「ふぐぅっ!」



ノボリの鳩尾に飛んできた足。これは俗に言う飛び膝蹴りである。ゆっくり、まるでスローモーションのように後ろへと倒れていくノボリと、その傍らにボク、エメット、そしてインゴが唖然としながらその光景を眺めていた。そして、先に声をあげたのはインゴだ。



「名前!?」
「い、いきなりなに!?」
「あんた達!また私の下着盗んだでしょ!?」



女の子は怒ると皆豹変するよね。最早鬼の形相なんだけど。女の子ってお砂糖とハチミツで出来てるなんて、そんな幻想抱いている時期が、ボクにもありました。



「い、いや…」
「普通に盗んでおりませんが。」
「うるせー!今すぐ知らないと殺しますよ!ぶっ殺されたくなかったら早く死んでくれます!?」
「お、落ち着いて…」
「何回死んだらいいんですか。まぁ、オ○ニーのおかずとして借りる時はありますが、本当にワタクシ達ではありません。」
「いや、それも悪いわ。いいから犯人捜してください!」
「風で飛んだだけですって。」
「そうだよ!名前ってば自意識かじょ……」



ちらり、同意を求める意味を込めてインゴを見遣れば、透けたワイシャツ、乱れたワイシャツから見える、オレンジ色の、ブラジャーだ。これは紛れもなく女性用のブラジャーだ。大胸筋サポーターとかじゃない。ブラジャーだ。え、なに?こんな済ました顔しながら、こいつなにサラッと嘘吐いてんの?え?

***

「と、いう訳で、張り込み致します。」



相も変わらずノボリ妹、名前のブラジャーを着用のまま、インゴが張り込みとかふざけたことぬかしている。目の前には洗濯物ということなのだろうか、不自然にブラジャーとパンツだけが乾されている。



「マジでございますか、インゴ。」
「まったく下らない。犯人なんて見つかる筈がないんですよ。」



そりゃ、犯人はインゴだからね。流石に、どうかと思うよ…兄弟として……。とりあえず、ノボリに知らせ……

ボクは目を疑った。だってさ、ノボリはブラコンでシスコンだって自他共に認める痛いヤツだけど、でもさ、透けたワイシャツの背中から、まさかさ、まさか、ピンク色の大胸筋サポーターが見えるとは思わないじゃん?え?だって、妹じゃん?なんで盗んで………
お前もかっ!!!!

***

なにやってんの、二人とも。働き過ぎで頭おかしくなったの?だけど、放っておく訳にはいかないよね。とりあえず、二人を説得してノボリ妹にお詫びすれば許してくれるかな?そうだよ、間違った方向に向かった二人を正してあげるのが兄弟であり、同僚であるボクの務めだよね。

………………そんなの、兄弟って、同僚って言えるのかな。兄弟って、同僚って、



「ふんっ!」



道を違えたなら共に歩む!罪を犯したら共に背負う!それが、兄弟であり、同僚であるボクの務めだよね!あ、名前のパンツ被ってると思うとちょっと興奮してきた!



「なにしてるんですかエメット!」
「やっぱり貴方が犯人だったのですね!?」
「え?」



突如現れた二人に両腕を拘束された。そして、目の前に迫りくるは、先程鬼の形相でノボリに飛び膝蹴りを決めたノボリの妹、名前。



「今です!名前!」
「インゴ!?ちょ、ちょっと待って!」
「問答無用!」
「くっ!そ、そうだよ!ボクが盗んだんだよ!」



助走をつけて踏み込んだ名前がボクの鳩尾にライダーキックをかます。あ、無理。超痛い。反動で宙に浮く体が悲鳴を上げる中、そろそろ罪を隠すのも限界。



「ごめんねー!でも、インゴとノボリも盗んだから!」
「エメットオオオ!」「なんてことを!」



二人共ボクと同じ運命を辿ったらいいんだ!



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