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10月18日のアニマス

→10月18日のアニポケネタバレ注意
→会話オンリー



「………。」
「観ないで下さいまし。」
「………。」
「テレビもこちらも観ないで下さいまし。」
「いや、だって。あんなあられもない姿のノボリさんを観れるなんて。」
「変な言い方は止めて下さい。あんなの!ただの妄想!妄言に過ぎないのですよ!」
「いや、でも、実際妄想でも映っちゃいましたし。」
「あんなっ!あんなの!サブウェイマスターとしての威厳が!わたくしのクールでストイックな格好いいイメージが!!!」
「アニメのノボリさんそんなにクールじゃないです。クダリさんは可愛かったですね!」
「……止めてくれ。妄想でだって、あんな情けない負け方……。」
「た、確かにあんな妄想…。いえ、でも実際にクダリさんが負けることなんてないですから!自信もって!」
「本当だよ…。あんな相性で僕等が負ける筈ないし、例え、万が一、地球が滅ぶ確立で、僕等が負けたとしても、あんな情けない姿を晒したりしない。第一、僕等が地上に出て、あんなトウモロコシ畑みたいな日光の下で勝負する筈ないし、まず僕等はサブウェイマスターなんだから地上で、もしかしたらお客様になるかもしれない相手とバトルすること自体がありえないし、それに」
「クダリさん、よっぽどショックだったんですね…。」
「名前様、わたくしとクダリで慰め方が相当違うと思うのですが?」
「え、そんなことないです。ノボリさんは安定だったので、別に言うことないかなって。」
「安定ってなんです?わたくしもっと格好いいですよ!あんな片足上げてうわー!みたいな、雑魚みたいな、モブみたいなこと致しません!」
「自分で言うの。」
「わたくしだってー!わたくしだってショックだったんですー!慰めて下さいましー!」
「ちょっ!抱き着いてこないで!頭ぐりぐりしないで!」
「にっ、兄さん!なんてことしてるんだ!ず、ずるい……。」
「クダリさん…!ちょっとノボリさんどいて!クダリさんおいでー!なでなでしてあげます!」
「なっ!そ、そんなの!」
「名前様酷いです!差別です!不公平です!お仕置きしますよ!」
「お仕置き(笑)」
「クダリー!クダリー!名前様が苛めます!」
「ぐえっ!」
「ドサクサに紛れてクダリさんにタックルしないで!」
「これで二人っきりですよ、名前様。ふふふ、さぁ、今からたっぷりお仕置きをいだっ!」
「に゛い゛さ゛ん゛」
「きゃー!クダリがゾンビになったー!」
「ほーら、よしよし、クダリさんはあんなアニメよりも格好いいですよー。ノボリさんはあながち間違ってないけど。」
「名前様、わたくしいい加減泣きますよ?」
「いいですよ。」
「うっ!」
「あー、もう、嘘泣きしない!ほら、ノボリさんも!」
「名前様ー!!!」
「名前ちゃーん!!!」
「はいはい、二人とも格好いいですよ。」



(で、泣き疲れて寝た、と?)
(いや、まさか本気で泣くと思わなくて……)
(…あと1時間したらボス達のこと起こすんやで。それまでシングルもダブルもマルチも、誰も通さへんから。それ以上は無理やで)
(クラウドさん男前っ!)



―――
アニクダ可愛かった。



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