彼等の世界に
ほんの少しの間だけ

サッカー

一樹にハマった私は、サッカーにも興味を持つようになった。

現在、川崎在住の私。

必然と川崎フロンターレを応援するようになる。

しかし、それ以上に興味を持ったのは…

高校サッカー選手権。

最初はその頃すでに書いていた夢小説のネタにでもなればという気持ちだった。

開会式の放送を深夜に姉と二人で『この子、かっこいいね〜。』なんて言いながら見ていた。

私はその時、後にハマる彼のことを『かっこいい』と言ったかはわからない。

大してチェックしないまま開会式を見ていた。

初めてみた試合は今大会優勝する『山梨学院大附属』野洲(滋賀)。

関西出身の私は野洲を応援していた。

試合がどうこうというよりはキャプテンマーク(SPIELFUHRER)を付けた二人の主将が気になっていた。

山梨学院は後に高校選抜の主将も務めることになる『碓井主将』。

実はこのカード、野洲の方が有利だと思われていた。

初出場の山梨学院に対し、優勝経験のある野洲。

ところが…

予想に反して山梨学院の勝利。

スポーツ紙でも選手権の記事は全て読んでいた。

準決勝直前の記事を見て、私は彼にハマることになる。

勝ち残ったのは、青森山田、矢板中央、山梨学院、関西第一の4校。

関西出身ならば当然、関西第一かと思いきや…

栃木出身の『U字工事』が好きな私はすかさず矢板中央の記事に釘付け。

そこには栃木名産『関東レモン牛乳』を手に『ギョーザプレス』をかける笑顔の『須藤主将』が…

「かっけぇ

一目惚れでした。

大急ぎで調べると『主将でDF』…

一樹だ

リアル一樹だ

その後は『須藤主将』に一直線となりました。

残念ながら準決勝敗退したものの高校選抜で欧州遠征まで果たす『須藤主将』。

いろいろと調べると彼は大学卒業後は公務員を目指してる…だの、チームのみんながはしゃいでいるときも一人冷静に見つめている…だの。

想像以上に真面目で堅実。

まさにリアル一樹そのものだった。

現在、平成国際大学サッカー部に在籍。

できることなら指導者の道に進んで自分が果たせなかった『選手権優勝』に導いて欲しいです。


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