Kazuki Chiba

LOVE DETERMINATION
第2章
充実の平行線(side Ryosen) PAGE.1


俺は悩み抜いた末、陵泉高校に入学した。

雅季と雅弥から誘われたのは嬉しかったが、国立という夢を果たすために陵泉を選んだ。

1年の時はインターハイも選手権も予選突破はできなかった。

俺と同じ年の神坂は雅弥と同レベルだ。

おそらく、彼も世界に通用するプレイヤーになるだろう。

しかし、攻撃力が弱いため、神坂は本来のMFの役割もこなしながらプレーする。

神坂に体力的負担ばかりかかる。

攻撃陣のレベルアップが早急の課題となっていた。



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