SQUAREな関係 PAGE.6
帰り道、瞬に家に寄るように言われた。
瞬の部屋に入ると瞬が私を優しく抱きながら、甘えるような声で囁く。
「ご褒美ちょうだい?」
(え〜っ?瞬ってこんなキャラだっけ?!)
「ちょっ…ちょっと!瞬!待って!」と瞬の体を離そうとする。
「ん…?もう待てないよ…」
「しゅ、瞬!あのね…わ、私…」
「ねぇ、樹々…俺と勝利、どっちの応援してた?」
「どっちも応援してたよ…でも…どっちかと言えば瞬かな…」
「じゃあ、今、ドキドキしてる?」
「う、うん…そりゃこの状態じゃドキドキするよ…」
「それで十分。樹々は俺に恋してるよ。この先ずっと、俺にドキドキするように今から教えてあげるよ…」
そう言うとものすごく甘いキスをくれた。
「樹々…もう一度言う。俺は樹々が好きだ。」
「…私も瞬が好き。」
ギュッと抱き締められ、長いキスを交わした。
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