Special Project

お引っ越し PAGE.8


シン「船長、急ぎましょう!」

リュウガ「ん?どこへだ?」

シン「オキナワですよ。あいつを追っかけますよ。」

リュウガ「樹々をか?」

シン「いえ、あのチバとか言う男です。俺はあいつと勝負をしなければならない気がする。」

リュウガ「何の勝負だ?」

シン「ドSナンバーワンをかけた勝負です。」

リュウガ「………好きにしろ。」

リュウガとシンも去り、残されたのは修一、御堂、矢島の三人。

矢島「と言うことなので請求したいのだが。」

御堂「私がお話を承りましょう。ではこちらへ。」

御堂と矢島も立ち去る。

一人になった修一は椅子に座り、すっかり冷めてしまった紅茶を口にする。

修一(ふぅ…やっぱり俺は一樹には敵わないのか?樹々は最初、俺のことが大好きで俺のことを想うだけで胸がいっぱいになってロクに食事もとらなかったのに、今ではすっかり一樹に夢中だし…さらにコスプレの二人も樹々を狙っているし…)

修一は紅茶を一気に飲み干すとスクッと立ち上がる。

修一(同棲編であんなことやこんなこともして、樹々を一樹から奪い返すぞ!)

やる気に満ちた表情で部屋を後にした修一。

しかし、修一は知らなかった。

8月にコスプレ船長・リュウガの本編が始まり、あんなことやこんなことになると言うことを…

→始末書



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