Special Project

お引っ越し PAGE.6


リュウガ「…お前ら、ヤケに仲がいいんだな。ひょっとして…」

(うわっ、船長も同じこと考えてる!)

修一「僕は至ってノーマルですよ。あっちの趣味はありませんから。」

御堂「私もそうでございます。私が気になるのはあの方ただ一人です。」

御堂はそう言って樹々の方をチラッと見る。

(御堂さん、今、何て…?)

シン「こんなチンチクリンのどこがいいんだか。」

いつの間にか樹々の後ろに立っていたシンが樹々の頭をポフポフしながら御堂に尋ねる。

樹々「うっ…また言われた。」

修一「僕のかわいい妹に向かって失礼な言動は許しませんよ?」

(また修一お兄ちゃんが笑顔で怒ってる!)

御堂「シン様、お嬢様は西園寺家の令嬢。世界中のどの方よりもチャーミングな方ですよ。」

(わっ!御堂さんも笑顔で怒ってる!)

そんな二人の笑顔にさすがのシンもたじろぐ。

リュウガ「何?世界中の誰よりもだと?」

リュウガの瞳がキラッと輝く。

(マズイ!この展開は……)

リュウガ「よし!樹々、お前をシリウス海賊団に入れるぞ!」

(うわーん!やっぱり!)



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