Special Project

お引っ越し PAGE.5


???「随分と穏やかな話ではありませんね」

樹々「修一お兄ちゃん!御堂さんが…」

修一はフワッと微笑み、樹々の頭を撫でた。

修一「大丈夫ですよ、樹々さん。僕に任せてください。」

修一はリュウガの前に行き、話しかけた。

修一「リュウガさん。少々乱暴な話ですね。要くんは西園寺家には欠かせない人です。執事としてだけではなく、家族としても。そして僕の親友としても…あなたがどうしてもと言うなら、僕は西園寺家長男として黙っているわけにはいきません。」

(お兄ちゃん…笑顔で怒ってるよ。怖い…)

リュウガ「……仕方ねぇな。あきらめるとするか。」

(船長、ビビってる!修一お兄ちゃんすごい!でも御堂さんの海賊姿も見たかった気がするけど…)

御堂「修一様、ありがとうございます。」

修一「要くん。僕はもう大切な人を失いたくないんだよ。」

御堂「修一…」

修一と御堂はお互いを見つめ合う。

(えっ…何?!何だかいい雰囲気なんですけど!)



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