お引っ越し PAGE.4
ビックリしている三人の目の前に姿を現したのはリュウガだった。
樹々「船長!驚かさないでくださいよ!」
リュウガ「樹々、すまん。だが世界一と聞いて黙ってるわけにはいかねぇだろ?」
リュウガは歩き出すと御堂の前で立ち止まる。
リュウガ「お前が世界一か…」
御堂「いえ、お嬢様がそのようにおっしゃるだけで私は…」
リュウガが御堂をジッと見つめる。
リュウガ「よし、気に入った!お前を今日からシリウス海賊団に入れる!」
(えー!船長!それは無茶な!)
御堂は特に驚いた様子を見せずにリュウガに頭を下げる。
御堂「リュウガ様。申し訳ありません。私は一生をこの西園寺家でお仕えすると堅く心に決めております。大変嬉しくはございますがお断りさせていただきます。」
リュウガ「ハハハ!海賊を相手に堂々と断るとは!ますます気に入った!腕ずくでも連れて帰るぞ!」
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