お引っ越し PAGE.2
???「大丈夫か?」
誰かに後ろを支えられ倒れずにすんだ。
樹々「ありがとうございます。矢島さん。」
矢島「君が無事ならそれでいい。それにしても随分と疲れているんじゃないのか?」
樹々「少し…ですけど…」
矢島「それなら休んだ方がいい。」
樹々「でも、休むとシンさんに怒られますから…」
矢島「シン…?あぁ、あの眼帯の男か。女性に荷物運びさせるなんて理解に苦しむな。」
そう言って矢島は荷物を持つと階段を登り始めた。
樹々「矢島さん!荷物…」
矢島「俺も手伝おう。二人でする方が効率がいい。」
樹々「あ、ありがとうございます!」
荷物を運び終えると矢島は樹々に声をかけた。
矢島「鍵谷さん、少し休憩しないか?」
樹々「そうですね。何か飲みに行きましょう。」
二人は食堂へ向かった。
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