Special Project

西園寺家・陵泉高校新春特別企画 PAGE.5


食堂では修一・千葉・樹々が御堂に淹れてもらった紅茶を飲んでくつろいでいた。

修一「いや〜、樹々さんの言葉は傑作でしたね。」

樹々「そう?あのメンバー足したらあの表現になっちゃった。」

千葉「ところで樹々さんの好きな人って誰だ?近くにいると言っていたが…」

樹々「えっ?あの…(修一お兄ちゃんならともかく、千葉先輩に聞かれるなんて予想外だよ〜!)」

修一「それは僕も気になりますね。」

樹々「御堂さぁん…」

樹々は御堂に助け船を求めた。

御堂「樹々様、私もお聞きしたいです。」

ニッコリ微笑まれ、観念した樹々。

樹々「ここにいる三人が好き…です。」

一同(…………!)

千葉「では聞くが誰が一番好きなんだ?」

修一・御堂(一樹、攻めてるな〜!)

樹々「それがよくわかんなくて…みんなそれぞれ素敵だから…」

修一「じゃあ、僕の好きなところを教えて?」

教師でも兄でもない男の表情の修一に樹々はドキッとする。

樹々「エロいところ。」

御堂・千葉(公になってることとは言え、ストレート過ぎ!)

修一「まぁ、そこが僕の売りですからね。僕からエロを取ったら何も残りませんよ。」

さすがはミスターパーフェクト。

大人の余裕で対応する。

いや、ただの開き直りかもしれないが…

修一「樹々さん、要くんの好きなところは?」

樹々「えっと、優しくて、かっこよくて、真面目なところ。」

修一・千葉(普通…)

御堂「大変光栄でございます。(よかった〜!修一みたいに変なこと言われなくて!)」

樹々にニッコリと微笑む御堂。



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