陽射しの中で PAGE.2
結局、仕事が終わったのは日付が変わった午前1時過ぎ。
離れの自室に戻る。
ドアを開けた瞬間、とてもいい香りが立ち込めているのを感じた。
部屋の明かりを点けるとテーブルの上には可愛らしい白い花が飾られていて横にはカードが添えられていた。
『御堂さんへ
お誕生日おめでとう。
いつも優しい笑顔と愛情をいっぱいくれてありがとう。
そんな御堂さんが大好き!
いつまでも傍にいてね。
樹々より』
「俺は本当に幸せ者だな…」
胸に拡がるあたたかな気持ち。
明日は早起きして樹々にこの気持ちを伝えよう。
そう思った俺ははやる気持ちを抑えながら眠りについた。
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