仙台駅〜青森駅@

2時間半バスに揺られ、仙台駅に到着しました。
僕が着いた頃には、雨が降っていたせいもあって外はもうすでに暗くなってました。
テレビでは何度が仙台駅を見たことがありましたが、肉眼で見るのは今日が生まれて初めてで、うゎ〜本物だぁ〜と妙に感動してしまいました。
今日は、これ以上進まずに、ここで一拍することにしました。


翌日は、全てバス移動だったため、特に印象に残ることもなかったので、簡単に経路を説明します。
仙台駅から盛岡駅まで高速バスで移動。
休む間もなく、盛岡駅から八戸ラピア(青森県)まで長距離バスで移動。
八戸ラピアから八戸駅まで路線バスで移動。
この日は八戸駅前の安宿で一泊しました。
夜、宿の部屋で、とうとう青森県入りしたぞ!と僕はちょっと興奮ぎみでしたが、でも最終目的地は青森駅です。
まだまだ気は抜けないと思いながら眠りにつきました。


翌日、八戸駅から十和田市駅までバスで移動します。
八戸駅でバスが来るのを待っていると、雨が降っているせいもあるのかもしれませんが、とても肌寒く感じます。
季節が夏とはいえ、やっぱりここは東北ですね。


十和田市駅からは、バスに乗り継くつもりでしたが、青森駅行きのバスが来るまで4時間も待たなくてはなりません。
駅前には大型スーパーもあって、時間が潰せない訳でもなかったのですが、なぜかここで闘志が湧いてきました。
ただ待っているなんてつまらないじゃん。
だったら行ける所まで歩こうと思いました。
国道4号線をバス停を頼りに青森駅方面へ歩きます。

5kmぐらい歩いた所で歩道がなくなりました。
前方を見ると、道路がちょっと山道へ入っていくような気配がします。
僕の頭の中で、福島の山の中で道に迷った記憶が蘇ります。
ここは無理をせず、ここからバスに乗った方が確実だろうと判断しました。

洞内という名のバス停で時刻表を確認します。
バスが来るまで1時間はあります。
回りには何もなかったので、そのままバス停でバスが来るまで待つことにしました。
バスを待ちながら、この東京〜青森まで路線バス&徒歩の旅の歩きの部分は、この洞内バス停が最終地点なんだと思うと、もっともっと自分の足で歩きたかった。
高速バスなんか乗らなきゃよかったと後悔しました。
確かに歩くのは辛かったけど、それなりに充実していましたから。
でも、東京から福島までは、ほとんど歩きで来たのは事実なんだから、これは自信を持って誇れること。
だから後悔するのは止めようと思い直しました。
歩きの最終地点であるこの場所は、一生忘れてはならない場所。
そう思って、バス停の回りの景色を目に焼き付けました。

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