磯原駅〜湯本駅@

今朝は昨日にも増してどしゃぶりの雨です。
磯原駅からバスが出てないのは前日に調べて分かっていましたので、バスがある駅まで国道6号線を昨日に引き続き歩きます。

この区間は産業道路のようです。
大型トラックが往来しています。
トラックが通る度に強風で傘が持っていかれそうになり、とても厳しい環境ですが、我慢して進みます。

途中でまたトイレへ行きたくなりました。
国道から離れている為、寄り道をしてしまうことになりますが、大津港駅へ寄ることにしました。

大津港駅でトイレを済ませ、バスの案内板を見ると、勿来駅(なこそ)方面へ途中まで行くバスがありました。
運が良いことに、その途中まで行くであろうバスが停まっていました。
今度は乗り間違えしたくありませんから、僕は運転手さんに確認してみることにしました。

僕「このバスは勿来駅の方へ行きますか?」
運転手「勿来なら電車で行きなさい」
僕「事情があって電車には乗れないんです。このバスは国道6号線まで出ますよね?途中までで構いません」
運転手「行かないものは行かないんだよ」
こんなやり取りが数分繰り返されましたが、どう粘っても乗せてくれそうにありません。
もう時間の無駄です。
僕はそのバスから離れました。

大津港駅から国道6号線に出るまで1kmぐらいあり、僕はあのバスの運転手にイライラしながら来た道を引き返します。
国道6号線まで後少しの所で、先ほどのバスが僕を抜かして行きました。
やっぱりこの道を通るんじゃねぇか!
日本語の通じねぇバカ運転手が!と思うとムカついてきました。
それでも、イライラしても始まらないので、気持ちを休めるために、持ち歌のJust one more believeを歌いながら歩きました。
どうせ回りに人はいないし、雨と車の音で僕の歌声がかき消されるからいいやと思って。
どうせだったらカラオケを持ってくれば良かったと後悔したりもしました。


国道6号線を進み、平潟港を越えると、福島県いわき市に突入。
さすがにこの時は嬉しかった。
これで東京→千葉→茨城、一都二県を越えたんですから達成感がありました。
本当によくここまで歩いた!って感じです。

県境を少し進むと、勿来(なこそ)海水浴場が見えてきました、
この頃には雨も上がり、少しだけ日が差してきました。
僕はここで少し休憩をすることにした。

雨上がりで海が日に照らされ、神秘的な光景に見えます。
不思議なもので海を見てるだけで心が和みますね。
そんな和みモードに入ってしまった僕は、今日はここで宿を取ろうと思ってしまいました。
この辺は民宿が多く、値段も安そう。
でも、時間はまだ14時を回ったところで、ちょっと早過ぎます。
諦めて勿来駅まで歩くことにしました。

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