少年軍人
Mission2 現地調査


※通信機で会話しています


「もしもしこちらタガ、南西に3キロ行ったとこで海岸発見」
「マジで!?」
「コバルトブルーの海っての初めて見た…海岸沿いに歩いてみる」
「おー」
「はーいこちらナジ、こっちも海岸に出たよー」
「ナジどの方向だったっけ」
「東にまっすぐ5キロ」
「反対側か…」
「砂浜の手前が崖になってて、いー感じの大きい洞窟もあるよ?」
「ナイス!」
「洞窟探検したいなぁ。そっち行っていい?」
「こら」
「ちゃんと調べろよー」
「質問があるんだけどさ」
「はいマツキ」
「野生動物と遭遇したんだけど、…新種?突然変異?何コレ、って見た目してる」
「は?」
「どんなん?」
「青い猪」
「…」
「…」
「…」
「…」
「うん、その反応予想通りだよ。持って行くからその時に検証しようか」
「よし、是非解剖させろ」
「食えるのか?」
「食えるだろ?猪なら」
「猪なら、な…」
「チョーカン、ウサが寝ちゃった」
「叩き起こせ」
「蹴り飛ばせ」
「踵落としは?」
「いや、踏め」
「皆の提案がバイオレンス過ぎる…!!」
「じゃあ腕ひしぎ十字固めで」
「チョイスェ…」
「…っ、あ…?…で、っ…いっだぁ!?」
「ぶほっ」
「何!?いだだだだ、ギブギブ!」
「起きたよ」
「はっはっは!」
「ざまあ」
「居眠りの罰としてそこから北にまっすぐ調査な」
「えー…」
「それか俺達が帰るまで腕立て伏せ」
「是非行かせていただきまーす」
「こちらケイ、ウサちょっと待て」
「んあ?」
「動くんなら北北西来てくんねー?1キロくらいの場所で待ってっからさ」
「何かあったのか?」
「人手が欲しくてな」
「ウサだけで足りる?私も行こうか?」
「いや、大丈夫」
「んじゃ今行く。ちと待ってろ」
「ん」
「ちょっといいかな?こちらユキト。北東に3キロのところで池を発見」
「水どう?綺麗?」
「底が良く見える程澄んでるよ。上流から流れて来る川の終着点みたい」
「北東…ああ、北の山からか」
「山頂なう。島の全貌が見えるってばよ」
「…アサヒ?」
「…お前、もう登ったのか?」
「速いね…」
「はっ、さすが『猿』だな」
「そんなに褒めるなよ。惚れてまうやろ」
「褒めてねぇからヤメロ」
「全員戻ったらミナトに地図作らせるから、島の形とか完璧に記憶して来い」
「まっかせろー」
「了解っであります!」


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一応20人全員なんとなくのイメージはあるけど、「集団でわちゃわちゃしてるとこ」がメインなので名前とか性格とかそんなに気にしないで「ああ、こういう奴がいるんだな」程度で見てください



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