少年軍人
Mission1 仲間を集めよう


「…あ、チョーカン!」
「よう…ああ、本当に俺以外揃ってんな」
「チョーカン、ビリなんで罰ゲームな」
「何でだよ」
「まあ取り敢えず座れよ」
「会議だ会議、議題はこの状況について」
「ここがどこだかわかる奴、いるか?」
「…」
「…だよな」
「ていうか、私は艦に乗ってた筈だから外にいる事自体おかしいんだけど」
「は?マジ?」
「ん。インド洋」
「俺も、飛んでたところだったんだけど、気付いたらここにいた」
「意味がわかんない…」
「んじゃこの場所に心当たりがある奴は?」
「…」
「…日本ではなさそうだよな」
「んー、うん、多分」
「スマフォの電波届いてないしね」
「えっ、あ、うわ…マジかよ」
「あーあ」
「バッジは?確か、通信機になってるって技師連中がドヤ顔してたよね」
「どう使うのこれ…?」
「…ここ押すのか?」
「いや違うっぽい…こっちは?」
「…こうじゃないのか」
「あ」
「…お?」
「えー…、ああ、うん。いけた」
「ヒロキGJ」
「通信手段確保したところで話を戻すぞ」
「現在地?」
「亜熱帯じゃないのか?」
「見た事のない植物が多いが」
「新種発見、にしては多過ぎるんだよねぇ…」
「ぬう…」
「…どこだかわかんないなら、まずはこの辺探ってみれば良いんじゃないの?」
「ええ、でもさ、二個分隊しかいないのに、見知らぬ土地の調査なんか…」
「大丈夫だろ、仮にもレベル6以上の集まりなんだから」
「んじゃばらけるか」
「ちゃちゃと決めるぜ。調査行きたい人挙手」
「はーい」
「いちにーさんしーごー…十六人か」
「良いんじゃねえ?」
「っし行くぞ野郎共!」
「お前元気過ぎる」
「日が沈む前には戻る。待機組はここで待ってろよ」
「うん」
「うぃ。寝てても良いか?」
「…起きてろ」



☆おまけ設定☆
日ノ丸特殊自衛隊若葉軍は、約2500人程の『infinity』で構成されている。その中で『幹部』という言葉で一括りにされるのは二十人。現在、その二十人のうち、半分以上は未成年である。



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