意志を持った幽霊船 +

仲間の艦が次々沈められていくのに耐えられなくて敵艦に特攻したものの返り討ちにされ沈められた艦が、気付いたらグランドラインにいた話。

主人公は「あ」号作戦(マリアナ沖海戦)で沈没した艦。
駆逐艦か重巡洋艦か迷うな。スピードを取るか火力を取るか…巡洋艦なら妙高型が良いな、「飢えた狼」だし!
性格は、祖国の為ならえんやこら、めりけんなんざ沈めてやるぜ!な感じの強気で仲間思いな子。自分のとこのクルーと仲が良く、たまにこっそりと船体に落書きされる。けどクルーに甘いから許しちゃう。そして他の艦が偉い人に報告して、最終的にみんな怒られる。
カレーとラムネと甘いものが大好き。


自分の破片を見上げながら海に沈んだ筈なのに、気が付いたら海に浮かんでいた主人公。
無人なのに動き回るもんだからゴーストシップとして噂になる。

そのうちお宝目当てや冒険を求めて海賊達に探される。

そしてたまに見つけられて、乗られそうになる(海賊達からしたら見たこともない形や造りになっている強そうで頑丈そうな艦なので)。

でも主人公は自分に誇りを持っているので、賊なんかに乗り回される気はない。擬人化した姿で自分(艦)の上を駆け回り、海賊共を追い払う。

そんな事が何度も続き、元乗組員の亡霊が現れるとか何とか、噂に背びれやら尾びれやらがついていく。

いつしか主人公も主人公で何となく故郷とは違う場所なんだろうなって理解(海王類とか帆船とか見て把握)する。

キャラクター達と出会う様になる。時代はロジャー全盛期から原作まで幅広く。

一度沈んだ艦というわけである意味幽霊だから古くなっても劣化したりしない。そして武器も燃料も何故かなくならない。ので、原作時にはもはや存在が伝説になってる。気付いたら「その船を見たら○○」みたいなジンクスとか出来てる。

そんな主人公が海賊王やら四皇やらに会っておしゃべりしたり海軍と遭遇して解体されそうになって逃げたり超新星に会って伝説扱いに戸惑ったりするシリーズとか。

例:若シャンクス
「はぁ?こんくらい読めるに決まってんだろ、英語だって三笠のおっちゃんに習ってたしな」
「へー、船なのに字ぃ読めんのか。すげーな」
「バカにすんなよお前船を何だと思ってんだ(魚雷構え)」
「すんません!!」

例:白ひげ
「お前だけか?他のクルーはいねぇのか」
「クルーは…仲間に任せたんだ」
「…どういう意味だ?」
「つまり、この艦(俺)に乗組員はいねェって事さ…で、それがどうかしたか?」

例:サッチ
「お前が亡霊かァ!キレーな顔してんなー、モテるだろ?」
「うるせえ酸素魚雷ぶつけんぞヨークタウンの紛い物め搭載機に落書きしてやろうか」
「えっちょ、待っ、え?紛い物って何?よー何とかって誰?搭載って何の話?」
「つまりお前が敵艦に似てて腹立つっつう話だよ」

例:麦わら
「おたくの船、随分屈強だな…」
「スーパーだろ?」
「…どうしたら木でこんな頑丈になるんだ?意味わかんねーよ。しかも何だこいつテンション高いな」
「!!お前サニーと話出来んのか!?」
「そりゃあ俺だって船なわけだし」

例:ハート
「うわー、女子に会うの超久々だ!」
「女子?どこに女が…」
「(潜水艦を指し)」
「…え!?」
「俺らの船って女だったの!?」
※ハートの潜水艦が女子なのは俺の願望です。



ひたすら俺得なだけやね。
back
「#エロ」のBL小説を読む
BL小説 BLove
- ナノ -