ショタホイIF +

気付いたら間桐の家に行く前まで時間が遡っていた、な桜(HF√お花見ENDで正絋は影を抱き締めて消えた√)。
間桐に養子に出される事が決まって、また同じ人生を生きなくてはならないのか、とゾッとして、逃げ出したくて、逃げ出せなくて、誰にも言えなくて一人で泣いてたら、ある日突然、知らない少年がやって来る。

「こんにちは、桜ちゃん。君を攫いに来たよ」
「え?」

少年は桜の手を取って、張り付けた様な笑顔で問い掛ける。

「蟲と影だったら、どっちが良い?君には選ぶ権利があるよ。間桐と成瀬、好きな方を選んで?」

強引に流されて、とりあえず蟲はもう嫌だ、と『成瀬』を選択する桜。

「はい、というわけで、桜ちゃんは僕の義妹にします!けってーい!」
「え、」
「そうと決まれば、さあ、行こうか」
「あ、あの」
「もう安心して?君の未来は君自身が自分で選べる様に、沢山の選択肢を用意してあげる。魔術師としてはもちろん、もし望むなら一般人として生きられる様にだってしてあげるよ。大丈夫、間桐はもう潰しておいたから。僕がこの手で消した。跡形も残らないくらいにね。だから安心してうちにおいで!」


と、いう感じで桜を誘拐。時臣が気付いた時には役所に届け出もされてて、間桐のお屋敷と臓硯は跡形も無く消えてて、成瀬の家に行っても結界に弾かれてしまう、と。

その頃兄ちゃんから「ジジイが殺されたざまあm9(^p^)」って連絡が来て雁夜おじさん帰国。
実家が更地になってて( Д) ゜゜
その足で葵さん達に会いに行ったら桜ちゃんがいなくて( Д) ゜゜
両方の犯人()であるという少年の家に突撃したら桜ちゃんが凄く楽しそうな上になんかすっごい歓迎されて( Д) ゜゜

「葵さん達が悲しんでたよ?」
「私、遠坂のおうちには帰らない。どうせ余所の家の子にされるなら、ここで裕章兄さんと一緒にいる」
「さ、桜ちゃん…?余所の家、って…?」
「あれ、ご存知ありませんでした?桜ちゃんは元々養子に出されて…間桐の家に行かされる事になっていたんですよ?ね、桜ちゃん」
「うん」
「!?」

蟲蔵行かなくて良いし、少年が教えてくれる魔術は間桐に比べたら全然(体に)優しいし、これならあんな未来(HF)にならないんじゃないかってイキイキしてる桜。少年は桜が元気で生きるのが楽しいのであった。

成瀬の魔術は、元々「自分の分身を作る」事を目指している。少年の場合は対象に自分の意識のコピーと疑似神経を埋め込んで操り動かすもの。なので桜も、やりようによってはHF√で出てきた様なあの『影』を使えるようになるんじゃないだろうか、と。


その後
・雁夜おじさんの参加がなくなる→何処かの魔術師が参戦するが切嗣にスナイプされて脱落→裕章の両親の死後裕章と桜の身元保証人になる黒おじ
・綺麗なワカメ(魔術を知らずに育つ&一人っ子なので。但しわりとナルシスト)
・腐ってもショタホイ時空なので愉悦部は愉悦<ロリショタ萌え→しかしアゾット優雅は発生する
・大災害は起きる→ただし士郎を見つけるのは言峰→切嗣の体内にアヴァロン残ったまま→切嗣によるイリヤ誘拐→武家屋敷には切嗣とイリヤ
・凛は姿も知らない裕章を恨んでいた(桜を誘拐したので。但しあくまで過去形)
・第五次聖杯戦争がどうなるかは考えてないよ☆(>ω・)
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