相澤先生の幼なじみが +
原作前
・相澤先生の二歳年下幼なじみは、体が無数の蝶になってばらける個性。個性が発現してすぐの頃、体の半分くらいが蝶になって体が崩れて戻れなくて泣いてたところを抹消で止めることで助けられて以来、相澤先生になついている。消太くん消太くんってひよこみたいについて回るようになる。
・幼なじみちゃんはヒーロー志望では無い。むしろヒーロー目指す相澤先生を見て、ヒーローが殉死したってニュース見て、消太くん死んじゃやだ→消太くんが危険な目にあうのやだ→個性やヒーロー関連の法律をもっと何とかすれば敵そのものが減るのでは?そうすれば消太くんが危険な目に会う可能性も減るのでは?あと自分みたいに個性に振り回されちゃう子供の受け皿も増やすべきでは…などなど、色々考えて法律家の道を目指す。猛勉強して高校は有名な進学校に入って、良い大学にも合格して、勉強頑張るぞ!ってやる気MAXなある日、事件は起きる。
・時は原作開始の10年前。相澤先生二十歳、幼なじみちゃん十八歳。新人ヒーロー(もしかしたら大学通ってて仮免かもしれないけど)イレイザーヘッドが駆け付けたのは、強盗が押し入ったコンビニ。人質にとられた子供が恐怖から個性を暴発させているとの情報が入り、『抹消』の個性を持つイレイザーヘッドが子供を保護するために突入することに。この時点で店内には無数の蝶が飛び交い外からは中の様子が見えない状態になっており、相澤先生はじわじわ嫌な予感がしている。
・店内に入ると、体のあちこちに細長い針みたいなものが刺さっている人々が数人(強盗と巻き込まれた一般人達)気を失って倒れている。直接触れないように気を付けながら針を一本抜いてみると、針はぐにゃっと形を変えて蝶になり、店内を飛び交う群れに混ざる。針が刺さっていたところには傷跡は無い。幼なじみちゃんの蝶と似てはいるが違う個性に、彼女じゃありませんようにと祈るような気持ちになりながら、相澤先生は蝶の群れの中心に突入。
・残念、現実は非情である。「うぅ…しょーたくん…しょーたくん…たすけて…」胸から下の無い子供が泣いている。相澤先生はこの子供が幼なじみちゃんだとすぐに確信。嫌な予感が最悪の形で的中してしまったことに顔をしかめる。でもすぐにいつもの無表情に戻って、目の前にしゃがんで、涙を拭ってやりつつ声をかける。「助けに来たぞ、○○」「…しょーた、くん…?」「ああ。もう大丈夫だ。後はヒーローに任せろ」「…うん…」頭を撫でてやると、幼なじみちゃんは相澤先生を見上げ、安心したのかそのまま気絶。
・幼なじみちゃんが気を失った瞬間、店内を飛び回っていた蝶が一斉に幼なじみちゃんの元へ集まり、元の形へと戻っていく。防衛本能で暴走した個性がさっと収まるほど幼なじみちゃんは相澤先生を『傍にいれば安心出来る存在』として信頼している、ということに気付いた相澤先生は嬉しくもあり、だからこそ現状が悲しくもあり。とにかく強盗を警察へ、幼なじみちゃんと巻き込まれた一般人を救急隊へ引き渡す。この時、相澤先生は救急車について行きたかったけど、合理性に基づいて警察への事情説明を優先する。「それで、イレイザーヘッド。あの子についての話とは?」「…少し面倒なことになっています」「面倒?」「――『ハーメルン事件』に関わっている可能性がありまして」「!」
・説明しよう!『ハーメルン』とは、若い女性を誘拐・監禁し、個性によって幼児化させてから強姦・殺害し、腹を開いた死体を遺棄するという、聞くだけで気分が悪くなる最悪の連続殺人犯のことであーる!※オリ敵
・幼なじみちゃんが目を覚ましてから行われた事情聴取で、その『ハーメルン』と思われる男が幼なじみちゃんの体を幼児化させて誘拐し、監禁しようとしたことが発覚。どこかの工場らしき施設の地下にある、ネズミすら通れない程柱の間隔が狭い鉄の檻に入れられたが、流石に蝶が通れる程度の隙間はあったので、他の人なら逃げられないようなそこから、男に襲われる前に何とか逃げ出して来て、コンビニに助けを求めようとしたら強盗に巻き込まれた、と幼なじみちゃんは震えながら語る。顔を真っ青にしながら、男が幼なじみちゃんに自慢気に語っていたという犯罪経歴や行動パターンなんかも頑張って話す。
・幼なじみちゃんからの情報で警察の『ハーメルン』関連事件の捜査は一気に進展。男が幼なじみちゃんに自分の名前を呼ばせたがっていたため、名前まで明らかになる。すぐにヒーローと警察の合同捜査班が組まれ、相澤先生も含めヒーロー数名が男の自宅、数名が工場の方へと同時に突入することに。具体的な時間を言うと、幼なじみちゃんを保護した三日後には突入作戦が行われた。幼なじみちゃんが逃げたことは犯人も把握している筈なので、スピード勝負ってことに。
・が、ヒーロー達が突入した時には、男は工場地下にあった檻の前で既に死んでいた。自殺。残されていた証拠から男が『ハーメルン』であったこととその所業は明らかになったが、個性を解くことが出来ず幼児化したままの幼なじみちゃんと、犯人に罪を償わせられなかった被害者遺族が取り残されてしまい、なんとも後味の悪い結果に。
・幼くなってしまった体で大学生や社会人は体力的にも社会的にも難しいだろうと医者や弁護士に告げられて、警察の協力もあって別人として生きることになって、これまで積み上げて来た全てを壊された幼なじみちゃんは、相澤先生が差し入れた六法全書を抱えて泣きわめき、また個性を暴走させ、お見舞いに来た相澤先生に鎮圧される。良い大学に合格したばかりで、夢に向かって一歩進んだところだったのに小学生からやり直しって言われて、誘拐とか強盗とかもろもろのストレスもあり、とうとうSAN値が尽きる。
・戦闘向きの個性があるわけでもなく、特段体を鍛えているわけでもなかった幼なじみちゃんは、相澤先生にとって最も身近な、守るべき市民の代名詞みたいなものだった。顔を合わせる度に「今日もお疲れ様、ヒーロー」って笑ってくれた幼なじみちゃんは心の癒しで、大切な人で、平穏な日常の象徴だった。その大切にしていた幼なじみちゃんが大変なことになって、明らかにSAN値0発狂中な様子を見て、自分が保護することを決意する。
・そうして始まる二人暮らし。幼なじみちゃんは名前を変えたし、個性もコンビニでの暴走時に『体が無数の蝶になってばらける』ではなくて『何でも標本に出来る針へ変身する蝶の群れになる』だったことが発覚した。けど中身は変わらないから、相澤先生は態度を変えない。明らかに親族ではない幼い少女に対して、慕っている女性に接するのと同じ対応をしてる相澤先生が通報される展開もワンチャンあるかも。
・発狂した幼なじみちゃんは相澤先生に依存状態になる。幼い頃から自分を助けてくれる人が今回も助けてくれたというのもあるし、家族も友人も皆『他人』になってしまいひとりぼっちになった幼なじみちゃんに唯一残った『自分を知る人』というのもある。それから、真の個性が明らかになってからは、個性で自分の体を蝶にしてバラけさせ過ぎると、解離感というか、自分という意識もバラけて薄まる感じになる(そしてその感覚はすごくこわい)こともわかったので、抹消で強制的に戻せる相澤先生は余計頼もしいというのも理由の一つ。とにかく「消太くんがいればなんとかなる!いないとしぬ!」みたいに思ってる。
・で、この真の個性が敵捕獲に向いてるんじゃないか?と気付いた幼なじみちゃん。消太くんが個性を消したところを自分が標本にして捕獲っていうコンビネーションいけるんじゃないか?ヒーローになって消太くんのサイドキックにでもなればずっと一緒にいられるのでは?しかも今度は自分が消太くんを助けられるのでは?と色々考えた結果、今度はヒーローを目指すことを決意。
・相澤先生は最初反対するんだけど、最終的には承諾。いざとなれば高校卒業直後に子供産ませて家にいてもらえば良いかなとか考えてる。幼なじみちゃんが(表向き)十六歳になったらソッコー籍入れる予定の、悪ーい大人。

原作開始したら
・入試試験はロボの標本を大量生産して合格。
・USJでは自ら相澤先生に刺さりまくって針でガード!的な感じで頑張って脳無から相澤先生を庇う。自分という意識がばらばらになっていく感覚に耐えつつ相澤先生を守ろうとするんだけど、蝶を何匹か潰されて、フィードバックしたダメージで変身が解けて、相澤先生の上に重なるように倒れてしまう。梅雨ちゃんがやられそうになった瞬間、針を一本死柄木の足に刺すことは出来るけど、キャパオーバーですぐ気を失う。
・相澤先生が包帯ぐるぐる巻きの間はお世話するぞ!ってつきまとうし、相澤先生もわりとまんざらでもない。
・体育祭は二回戦敗退。午後は応援席で葉隠ちゃんあたりの太ももを枕に爆睡。寝ぼけて記憶が十年以上遡っての感想「しょーたくんが一番かっこよかったよ…」とか言っちゃう。でもクラスの皆にはそれが相澤先生のことだとは気付かれない。
・ヒーロー名は変換つけるかつけないか迷ってるけどたぶんつける。デフォルトだと『エーミール』。実は最初に『いる』っていう名前が出来て、次に個性からヒーロー名『エーミール』を思い付いて、最後に『えいみ』って名字を思い付いた。クソギャグだけどこれデフォ名です。ちなみにいるは漢字で『入』です。
・職場体験は何も考えてないけどとりあえず保須には行かない。
・テストは相澤先生と戦う組かな。基本的に個性ありきの装備や動きなので、それが使えない時にどういう動きをするかってとこを見られる。幼なじみちゃんの個性の蝶は一匹でも見られたら抹消が効く(抹消を使われた蝶を中心に人の体に戻る)ので、とにかく視界から外れないと個性は使えないぞ!どうする主人公!?
・テストの結果がどうであれ、林間学校では無茶する予定。新技で無茶してぶっ倒れるか、もしくは荼毘に燃やされて火傷でぶっ倒れる。
・入寮時には同棲生活終了で誰がとは言わないがちょっと落ち込む。幼なじみちゃんの部屋には机やベッドは無くて、小さめのタンスと私物の入ったカラーボックスと大量のクッションと大量の布だけがある。部屋っていうか巣。
・部屋王決定戦で誰かがカラーボックスを漁って幼なじみちゃんが10年前に書いた個性関連の法律についての論文とかヒーロー制度批判(論文のタイトル)とか見付けるとイベント発生。
・あと、外で幼なじみちゃんの10年前の友達とエンカウントする番外編とかも面白そう。
・プレゼントマイクとは互いに「消太くんのお友達の山田さん」「イレイザーの好きな子」という認識。学生時代から面識があるため、相澤先生が保護した子供についてもなんとなく察している。察している上で「ロリコンか!?」とかからかってくる。

ここまで考えた。


相澤先生が個性使ってる時に浮かぶ捕縛布の隙間からチラチラ見える首はほんとにすごくえっちだと思うんです。ずるい。好き。
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