俺の任務時に出てきたネイバーに関する報告書を提出しに本部の廊下を歩いていた。
「おーい、みょうじー」
後ろから呼ばれた気がするが嫌な予感がするから気づかなかったことにして早く行こう。
報告書提出したら今日はもう任務はない。今日は二宮に飯作ってもらえないし、早く帰って夜ご飯の準備をしないとな。二宮来るし。
「おーい、みょうじってば」
何がいいかなー?インスタントラーメンにしたら怒るかな。怒りそうだけど。一応作ってるよな、水沸かして卵とか野菜入れるだけだけど。
カップラーメンよりマシだよな。っていうか前にカップラーメン買っといたら怒られたんだっけ。
ってところまで考えていたところで後ろから俺の肩に手が置かれた。と、同時に香るほのかな汁物の匂い。…こいつ昼うどん食ったな!
「何で無視すんだよー、みょうじー」
「お前が絡むとろくなことがないからだろ、ヒゲ川」
「ヒゲ川って俺のこと!?ひでぇ」
「で?何の用だよ?」
「今暇?」
「いや、全然」
「暇なんだろ?レポートてつ…
「今から報告書提出しに行くんだけど、その人の前で言えたら手伝ってやる」」
太刀川は遮るなよと言いつつ嫌そうな顔だ。
「げ、忍田さんのとこかよ…」
そうだよな、太刀川の師匠のとこだもんな。その前で言えるなら考えてやるよ。考えるだけな。
「うーん…忍田さん…ダメだ。説教される未来が見える。サイドエフェクトないけど」
「大丈夫だ、俺にもその未来が見える」
「だよなぁ…」
「そういうことだ、じゃーな」
手をひらひらとふりながら、諦めた太刀川の横を通り過ぎて行きざまに聞こえた
「じゃあ、今度付き合ってくれ〜」
なんて言葉は気づかなかったふり。手伝いたくねーよ、お断りだわ。
(「無事提出できたのは良かったけど夜の飯決めてねーや、どーしよっかなー」「…うどんとかいいな」)
160119
太刀川さんを見たので夜ご飯が影響された模様
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