生き物みたいに動くあかりの舌に、身体の熱が下半身に集中するような……。
いつもより激しいあかりに、どうしたんだろうなんて頭のどっかで思いながら、それでも誘われるままに俺からも舌を絡めて。

「……ん、っ…!!」

そう声が出たのは、巻き付かれ吸われると同時に、あかりの手が熱を帯びた場所を弄るから。

「んんっ!!」

気付かぬうちにベルトもズボンのチャックも外されていて、下着の縁に指をかけするりと滑り込ませると、熱く脈打つモノの先から溢れる液を指先に絡め幹全体に伸ばすとグッと握りゆるゆると扱き始める。

「…ん……!…は、ぁっ…!」

いつも以上に早い展開に、息が続かなくなり新しい空気を求めると、離れた二人の間に銀の糸が引きぷつりと切れる。
ぺロリと俺の唇をひと舐めしたあかりが刺激を止める事のないまま、頬、首筋、それから胸の飾りへとちゅっちゅっと軽く音を立てながら進んでいく。

「ちょっ、……あかり……んッ…!」

自分だけ一方的に攻められて悶えてるなんて。
それ以前にここって学校だし、今の俺の格好って……。
あかりを止めようと身体を起こしかけると、正直に反応している飾りをカリッと軽く噛み、ぐりぐりと舌を押し付けられ体重をかけた指がシーツを掴む。

「ダメだよ?……今日は瑛くんが癒されるんだから……ね?」

舌先を細く出しチロチロと飾りを弄びながら、あかりが俺を嬉しそうに見上げる。

「こ……んっ、な…のっ……!」
癒されてるんじゃなくて、あかりが楽しいだけだろ?

次の言葉は、そこから下へと下ろされるあかりの舌と強弱を付けて攻められる右手に阻まれて。

「…ッあ…っ……!」

脇腹を強く吸われ思わず身をよじると、その隙をついて下着をずらされ熱くなったモノが冷たい空気に触れる。
クチュクチュと音をたてるそれは、見なくてもどんな状態か分かる。

「ふふっ。」
「なっ、…にっ……!?」

楽しげなあかりが問い掛けにも耳を貸さず、先端から蜜が溢れ反り立つ俺自身にちゅっと音を立てる。

「んっ…!」

それだけで、ざわりと毛が逆立つような…。
興奮と期待が集中し、またじわりと蜜が溢れ出す。

「…んっ…!…はぁ…ッ…くっ……!」

次から次へと溢れる場所に舌先を入れられ全体で舐められ、ゆっくりと俺を飲み込む。
力をわざと入れた右手は容赦なく攻め立て、声を出すまいと噛み締める唇があっけなく開かれる。

「…っあッ…!…はや…すぎっ…!そ、んなにしたらっ…!…んぁぁッ…!!」

根元まで深く、吸い上げるように強く。
強弱を付け聞かせるように音をたて、俺の反応を楽しむかのように頭を動かすあかり。
押し寄せる波に抗う事も出来ずあかりの動きに腰を合わせると、あかりの喉の奥深くに熱を放った。
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