*不覚にもときめいた*
「…や、…ぁ…んッ!…は、ぁん…っ。…ぁッ…ひぁッ…!」
力のなくなったあかりの首筋から包み隠す布地の肩紐、はだけて露になった月の光に浮かび上がる真っ白な膨らみに舌先を這わせ、それまで触れていた手で太股をまさぐる。
瞼をきつく閉じながら俯いて、漏れる声を止めようとするのか時々唇を噛み締めて。
抵抗する様子も感じられないその姿を上目で確認しながら、中心にある輪郭を焦らすように円を描いていた俺が刺激に固くなる先端を舐め上げると、肩に力を込めて跳ね上がり緊張感を走らせ閉じていた腿が緩み、素早く掌を割り込ませ中指をそこへと押し当てた。
「や、ッ…ぁッ…瑛、くん…っ…!…あッ、ぁあ…ッ…!」
カッと目を見開いたあかりが拒否の言葉を口にする前に、舌を先端に押し付け指先は一番敏感な部分を探し出し、同時に擦る。
突然の刺激に逃げようとするように踵を上げびくびくと腿を震わせるあかりだが、体温だけではない下着の温もり。
しっとりと肌に貼り付いている薄い布地に込み上げる笑みを抑える事が出来ず、先端を口に含み口端を上げる。
「…嫌って言うけど…感じてる、だろ?」
「や、ぁんッ…!そ、んなとこ…でッ、あッ…!」
「…ほら、トロトロ。」
「…ひやッ…!…ぁ…ッ…!ぁ、あんッ…!ぁあッ…!」
下着の間から中指を差し込み、中心にある壷を撫でると絡まる蜜。
それを指先に絡め付け手前にある芯芽に塗り前後に擦ると、さっきまでの刺激より強いのか膝をカクカクと震わせ、ふるふると首を振りながら声を上げる。
拘束したままの手が何かを掴もうとするように忙しなく動くので、気付かれぬよう解いてやると、自分を支えるように幹に手を回していた。