文化祭 おまけ

文化祭おまけ 氷上編

今日は文化祭当日。

いろいろと準備してきた成果が試される日だ。

僕が生徒会に入ったからには、乱れた文化祭なんてさせたりはしない。

朝から数々降り懸かる困難な出来事にも対処してきた。

来客の為のもてなしも完璧だ。
お茶やお茶菓子の種類も万端。
さすがは 小野田くん。

そういえば これだけのお茶を用意できたのは、大崎くんのおかげだったな。

準備期間中 お茶の研究をしていた二人を思い出す。

毎日 小野田くんが出す大量のお茶に嫌な顔もせず、それどころか楽しそうに飲んでいた……

最終日に僕も飲ませてもらったけど、たしかに美味しかった。

人間どんな小さな事でも、向上心を持ってすれば 素晴らしい結果がついてくる……というわけか。

なるほど。僕も見習わないといけないな。

「氷上くん! 中庭で針谷くん達がライブをしているんですが、許可って出されてましたか?」

「何?!」

僕の記憶に有る限り そんな許可は出してないはずだ。

手早く運営表を確認する。

……やっぱり。
これは我々 生徒会に対する冒涜のなにものでもない!
阻止しないと!

「小野田くん! 中止させに行くぞ!!」

「はい!!」

針谷くん! 君の挑戦は必ず阻止してやるからな!!
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