文化祭

文化祭当日は 秋晴れ。
空気が乾燥してて気持ちがいい。

喫茶店運営は ローテーションで決まってる。
私は 午前中。午後から みんなのクラスに遊びに行こう。
はるひちゃんが午後からなのが 残念だよ。
一緒に回ろうと思ってたのに。

朝はお客さんもいなかったから、教室の前で若王子先生と呼び込み。
先生は とても楽しそうだ。
こういうイベントが大好きなんだなぁ…… らしいけど。

廊下に立ってると 結構友達に会う。
千代美ちゃんや氷上くんは 生徒会の仕事で忙しいそうだったし、クリスくんや竜子さんと密さんもクラスの仕事に忙しそうだった。

びっくりしたのが志波くん。
甘いものが好きなのは まぁ知ってたけど……
いろんな出店知ってたなぁ……
私も後でいろいろ回ってみようかな?
はるひちゃんも おまんじゅうが美味しいって言ってたし。
午後からもあるといいけど。

それと佐伯くんは、たくさんの女の子達に囲まれて引っ張り回されてた。
最近では見慣れた光景だけど……
いつ見ても大変だよね。
うちのクラスを見に来るのはいつになるんだろう。
って言うか、来れるんだろうか?

「大崎さん?お客さんがだいぶ増えたので 中をお願い出来ますか?」

「あ! はい!わかりました!」

いけない いけない。
よそ事考えてちゃ ダメだね。
頑張らないと!

天音Side continue..
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