文化祭

「君は 小野田くんと本当に仲がいいんだね?」

「うん。氷上くん知ってたの?」

「あぁ。よく小野田くんが君の事話してたから……。だから 僕自身が君の事を知ってたような気がしてたんだ」

眼鏡を直しながら、ふっと笑った。
千代美ちゃんって いったいどんな事を話してるんだろ……
今の 氷上くんの笑いが気になる……

「それで 小野田くんは?」

「他の役員さんに呼ばれたの」

「……そうか。ところで君 お腹は大丈夫かい?」

「実は タプタプしてる」

「だろうね。今日はもう止めた方がいい。体を壊したらいけないからね」

氷上くんって……
優しいなぁ……

「大崎さん お待たせしました。あ。氷上くんも戻ってたんですか」

「小野田くん。熱心なのはいいけれど こんなに飲ませたら大崎くんが体を壊してしまうよ」

氷上くんが、テーブルをちらっと見た。

「あぁっ!そうですね!大崎さん。ごめんなさい」

「大丈夫! でも、続きは明日でもいい?」

「もちろんです!よろしくお願いしますね!」

三人で食器を片付けてから 生徒会室を出た。
お腹 まだタプタプしてる……
ジャンプしたら、チャポチャポ言うよね きっと。
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