とある乙女の華麗なる日常 | ナノ
episode4


そしてきました!メインディッシュぅぅ!!
好きなものは最後に取っておく派ですっ!
目の前には素晴らしい笑顔で両手を広げたお兄様!!
心なしか黒い物がちらついてるのは気のせいですよねっ!?


「珠姫?」

「おにいさまぁ!」


その腕の中にダイブッ!
早速ほっぺにちゅうしようとしたら少し離されました。

……え?
なぜ?
なぜ!?
どぉしてぇぇ!!?

珠姫のことが嫌いになったの?お兄様!?
ななな何か悪いことしたなら謝るからぁぁぁ!!!


「珠姫、"ここ"だよね?」


お兄様がそのすっとした指でトントンと叩いたのは自らの唇。

え……?
え!?
えぇえ!!?
いいんですかいいんですかいいんですかぁぁぁ!!??
全然遠慮とか自重とかしませんよ!?
いいんですねお兄様!!?
それでは!いただきますっ!!


ちゅぅっ


キャッハーーー!!!
初ちゅーだよ初ちゅーッ!!
お兄様の味は芳醇なブランデーのよう。
まさに最高級のコニャック!
嗚呼、うっとりしちゃうほど美味……。

名残惜しいけど繋がった唇をゆっくり離します。


「おにいさまだいちゅきっ」

「くす、僕もだよ」


お兄様は微笑みながら、離したばかりの唇を再び軽く付けました。

いいい今のは生気とかじゃなくて普通にキスだよね!??
はぅあーーー!!!
もし大人の体だったらこのまま押し倒しt(ry


「悠!?李土!?」


突然叫んだお母様の方を見てみれば、お父様と伯父様がショックのあまり白目を剥いて倒れていました。

けれどもそんなこと気にならないっ☆
珠姫は今ひとっ飛びで対流圏超えれるくらい幸せですっっっ。


next→あとがき
episode5 3歳:イトコ編
―5/6―

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