とある乙女の華麗なる日常 | ナノ
episode4


両手を伸ばせば浮遊感、そして唇に触れるおじたまのほっぺ。
わぉぅ、すべすべつるりんっ☆
李土様ってお肌めちゃくちゃ綺麗なんだよねー。


「そうか、珠姫は僕の生気が欲しかったんだな。ん?おじたまの生気は美味しいか?」


横目でお父様とお兄様を見ながらにたにた笑う伯父様。
そんな笑顔も素敵ですっ。


「ん!おじたまのおいちぃー」


李土様の生気は熟成されたウイスキーのようなお味。
濃厚すぎてたくさん吸ったらクラクラするけど。

さぁて次は!


「おとーさまぁ」


私は悠様の方に手を伸ばしました。


「ちゅーしてい?」


そしてコテンと首をかしげておねだり☆
お父様の顔はにんまり♪


「もちろんだよ、可愛い僕の天使」


“僕の”のとこにやけに力が入ってたけど気にしないっ。
伯父様の手から半ば強引に私を奪ったお父様。
その頬に口を付けます。

ん〜とれびあ〜ん!
お父様のは香り高いワインのような味。
程よい甘みと酸味のバランスが最高なのっ。後味も爽やか。


「美味しかったかい?珠姫」


あぁ、その笑顔も爽やかですっ


「うん!おとうさまのちゅき」


ふぃ〜、堪能しましたっ!


―4/6―

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