一目惚れ | ナノ


一目惚れ


スクールに転校してきてから悩み事が一つだけある

それは…

「やぁファイツちゃん今帰り?ボクも一緒に帰ってもいいかな?」

「あっ…うん大丈夫よ」

毎日いつものように一回は話かけてくる彼

最近のあたしの悩みのタネは彼、ラクツくんなのだ

「どうしたのファイツちゃん?ぼーっとしちゃってさ」

「ううん別になんでもないよ」

転校した日から話かけてくれたのは嬉しかったけれども流石に毎日話かけてくる彼はあたしは苦手である

女の子に人気が高い彼はあたしと一緒に帰りながらも色んな子に話をかけられる

何故好意を向けてる彼女たちでなくあたしの元へくるのかがよくわからないのだ

「ねぇラクツくん…」

「ん?何かなファイツちゃん」

「なんであたしにそんなに構うの?」

周りに人がいないのを確認したのちにラクツくんへ疑問を投げかける

「どうしたのいきなりそんなこと」

「毎日どうしてそんなに話かけてくるのかなって…」

二人きりな空間に風が吹き抜けていった
しばらく何故か沈黙が続く

そんなに聞いてはいけなかったのか凄く悩み質問を撤回しようとした矢先

「なんでか知りたい?」 

静かにラクツくんが喋りだした

その質問に対し静かに頷く

「他の女の子とかとも色々あったって聞いたからちょっと知りたくて…」

詳しくは知らないけども色んな子と付き合ったという話はよく耳にしていたからか凄く不思議で仕方がない

「今まではボクに好意をもってきてくれたから好意を好意で返していたんだけども…」

空を見上げて話していた彼が真っすぐ私を見る

「ファイツちゃんはそうじゃない。初めてなんだボク自身が気になって近づいたのはね」

そして一歩また一歩と私に近づいて来て思わず後退りしたら片腕を強く掴まれる

「えっ…?ラクツくん」

「だからねファイツちゃん。これはボクが恋したの。つまりね……」
一目惚れ
そう言った彼の目は真剣だった






(あとがき)
ラクファイ初書き。上手く書けないね…途中わけわからなくなってしまったわ…

この彼は演技なのか本気なのかが私にはわからない

もっと上手く書けるようになりたいな



back

「#エロ」のBL小説を読む
BL小説 BLove
- ナノ -