その他 | ナノ


※レイズ設定



「……猫になりたい」


そうなまえが呟くのは、その目線の先に猫を愛でるミクリオがいるから。穏やかな表情で頭やら首やら撫でている姿を見たら、猫が羨ましくて仕方ないらしい。オレから見たらなまえにそんな視線を向けられてるミクリオの方が羨ましいけど。


「…猫じゃなくても、オレなら見てあげるのにな」
「…えっ」
「…あ、」


こぼれた言葉に口を塞ぐ。なまえが驚いた目でこっちを見る。羨ましいって言ったけど、今はこっち見られると困るかも。
ミクリオに愛でられるのに飽きたのか、猫がオレの足元にすり寄ってきた。


「…今だけオレも猫になりたい」


ああ、アジトに帰った後とかどうしようか。
なまえは少し赤い顔でミクリオと話している。





―――

ミクリオ夢のはずでした




18.02.22



戻る

×
人気急上昇中のBL小説
BL小説 BLove
- ナノ -