おうつき


「さよ…なら、」
彼女が言った言葉がやけに響く。スクリーンに写った二人はまるで映画の主人公にさえ思えて。だけど残念ながら紛れも無くこれは現実で。変えようのない事実。別れなんて今までいくらでもあったことなのにどうしてか、水が溢れる。蛇口が壊れた水道みたいに、止めたくても止まらないんだ

/桜月「深夜の映画館」「さよならを言う」「水」#
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