叫び




もっと一緒にいられると思ってたのに。
その知らせはあまりにも突然で。


初めてそのことを聞いたのはあなたが他の人と話しているとき。
私の耳にも入ってしまったその内容。
あまりにも驚いて、全然真実味がわかなかったの。


あなたの意志はとても堅くて、私の気持ちは伝えられなかった。
どうすることも出来ないの。
あなた自身で決めたことだから、私が出来るのは応援することだけ。



淋しいよ。
あと何年かしたら一緒にいられなくなる事は分かっていたから、その心の準備は出来ていた。
けれど、こんなの聞いてないよ。
心の準備だって出来てない。



せめて、笑っていられますように。
そう思いながら笑ってあなたを送り出そうとした。
でも、やっぱり無理だったよ。
考えていることは全部そのこと。

今だってほら。目があんまり開かない。頭がぼーっとする。なんだか眠たい。


あなたが私のことをどう思ってるのかは分からない。
きっと沢山のうちの一人に過ぎないことも分かってたし、私も何だかんだで長い間一緒にいる、そんな関係だと思ってた。

だけど、涙が止まらないよ。
思ってた以上にあなたに色々な事を思ってたみたい。


離れてしまってもあなたがあなたであることは分かってる。繋がっていることも分かってる。
でも、淋しい。



18から16に減った。
ただそれだけの事なのに、なんでこんなに悲しいの?
分からないよ。
助けて。



相変わらず外は土砂降りの雨。
冷たくて、寒くて、辛くて、淋しいよ。




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