ドタンバタン!
騒ぐ会計委員会の前を
生物委員会が通ったよ

孫兵「…」

孫兵「いいなぁ」
生物委員達「なん…だと!?」

竹谷
「孫兵が会計委員会をうらやましがるだと?!
いや、彼が見ているのは…甘えている下級生達だ!
思えば彼もまだ三年生。親と離れた生活も、時には寂しい年頃なのだ。
それなのに俺ときたら、他のメンバーより年上というだけで…頼りにするばっかりで…ちっとも甘えさせてやれなかった…なんてこった!
よし、今日は…!」


イッペ-
「伊賀崎先輩はアレの何がいいんだろう?
あ!もしかして先輩、実は人間ともスキンシップがしたい人だった、のかな?
僕らにもっと懐いて欲しかったとか?きっとそうだ!
わ、わかりました…!」


初島
「ええ〜そうかなぁ〜
先輩は黒焼きをいいな〜って言ったんじゃないの常識的に考えて。
あんなにいっぱいあったら食べたくなるんじゃないかな〜
先輩はお腹がすいちゃったんだよきっと。
それなら僕のを…」


タイガーボーイ
「あのねぇ君たち。伊賀崎先輩の気持ちになって考えたまえ。三年生で一人声変わりしている先輩の孤独にもっと気付こうよ。
先輩も本当はあんなふうに、子供らしくじゃれあっていたいのさ!
いいでしょう!この照星じゃなかったこの虎若が…!」


三治郎
「アハハ、みんな一体何を言ってるわけ?伊賀崎先輩は団蔵を見て、
脱 ぎ た く な っ た ん だ よ!!!
蒸し暑くなってきたし、あの涼しげな足を見てると僕もいいなぁって思うもん♪
先輩だから我慢していたんだなあ。
じゃあ僕が…!」


「!?」

「何事だぁ〜〜〜!!」
「孫兵、」
「たた竹谷先輩、助けて下さい急にみんなが」
「いいんだ孫兵…いいんだよ。今日は俺をお母さんって呼びなさい」
「はあ!?」



ジュンコ
「お母さんは俺なんて言わないわよ」
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