「もう一人のボクがね」

「もう一人のボクがね」

きり丸:
何読んでるんスか?

不破:
ハッ…またこんな…いや、ちょっと黒魔術の原書もどきがあったから、「彼」が勝手に…ね。

きり丸:
先輩、異国語の本なんて読めるんスか?

不破:
なに、「彼」にとっては簡単なことさ…

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不破雷蔵。
別人封印厨。

「…鎮まれ…!」

少年漫画で王道のアレ。
本好きがはまりやすい罠とも言えるアレ。
ぼっちが生み出すアレ。
独り言が多いアレアレ、アレだよ!
許してくれよ…!
説明すると傷口が開くのでそっとしておいて下さい。

よく心に内蔵されている凶暴で凶悪な凶能力を持つ「彼」と話をしてはもめている。だったら止めればいいのにそうはいかないのだ。

誰も聞いていないのに、
「こいつ(包帯)を取ったら、またアイツが出てきて暴れちゃうから……」とか
「傷の治りがいつもより遅い…もうボク自身を保つのも限界、かな……」とか言うのは日常茶飯事。
突然叫んで教室を飛び出し、
「これで…一つの憂いは去った、かな…」とか呟きながら崩れ落ち、
心配して下さった先生に「ここは、……ボクは、何を?」とか尋ねて「彼」が眠りについたんだよーというアピールをするが通じず、こっぴどく叱られた。

三郎のせいで悪化した。
三郎は自分と「彼」の確執が存在させたと思う。
三郎を「彼」に戻し、現実から救い出すが使命の一つ。
同級生をそんな目で見つめてるってどうなの。
モテたい。


チェンジ!



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