write! draw! enjoy!
お台所
pen name:
url:
mail:
title:
text:
場違い感が尋常じゃない私ですが、投稿させていただきます(どきどき) ***** 「か、桂さぁんっ」 「ん?なんだ、い………小娘さん?何をしているのかな?」 正面から抱き着いてきた小娘さんを余裕の微笑みで受け止めた私は、思わぬ至近距離と自分の額を指先で撫でられている状況に動揺する。 「わああ、ほんとに傷跡残ってたんですね!」 嬉しそうな様子の小娘さんは、興味深そうに私の額を何度も撫でる。 「…?」 「船頭さんに叩かれたんでしょう?痛くなかったんですか?」 小娘さんの言葉で、ようやく彼女の行動の意味がわかった。 「ああ、痛かったよ。でも、それよりも怒った船頭の顔が面白くてね」 にっこり笑って話すと、彼女も釣られて満面の笑顔になる。 「桂さんって、意外とやんちゃだったんですね!そういうところ、大好き」 突然の愛の告白に、顔が熱くなる。 「あれ…桂さん?なんか顔が赤いような…」 「気のせいだよ」 「そうですか…?」 にこりと微笑んで取り繕うと彼女は不服そうに納得したようだった。 「それにしても…今はこんなに冷静で大人な桂さんが、昔はやんちゃな悪戯小僧だったなんて…ギャップ萌えですね、ふふふ」 「ぎ、ぎゃ…も、もえ?」 「ふふっ、桂さんかわいーいっ」 聞き慣れない言葉に戸惑っていると、なぜか可愛いと言われてしまった。 …嬉しくない。 「な…私は可愛いと言われても嬉しくないよ」 「だって、しょうがないじゃないですか!可愛いんだもん!桂さんだーいすきっ」 「…なんだか複雑な心境だよ」 大好きと言ってもらえるのは、嬉しい。だが…その言葉が本気なのか冗談なのか判断に困る。 「むう、だってぇ…」 「ん?」 「わたし、桂さんのこと……だっ、だめ!言えないっ!」 彼女はみるみるうちに耳まで真っ赤に染めて、その顔を隠すように私の胸元にもたれ掛かった。 「なあに?文句ならいくらでも受け止めるよ。怒らないから、言いたい事を言ってごらん」 「受け止めるのは…文句だけですか…?」 そっと窺うように彼女が私の顔を覗き込む。 「ん…?文句じゃなくても受け止めるよ」 「ほ、本当に?嫌いに、ならないでくれますか…?」 「なるわけがないよ。大丈夫、言ってごらん」 そっと髪を撫でると、彼女は猫のように目を細める。 「あ、あのね…?わ、わたし…桂さんのことが好きなんです」 「知っているよ。私たちは恋仲なのだから、当たり前だろう?」 「ち、違うの!もっと…もっと好きなの。苦しいくらい、大好きなの…わたし、どうすればいいのかわからないほど……」 少し泣きそうな表情で目線を外す小娘さんが愛おしくて堪らない。 「そんなに私を好いてくれてるなら、気持ちをいつでも伝えて欲しい。…どうやら私は鈍感らしいからね」 「どうやらも何も、桂さんはかなり鈍感ですよ」 「そうかな?」 「そうですよ!……ねぇ、桂さん」 「ん?」 「…ちゅーして」 「え」 突然の可愛いお願いに、心臓が大きく跳ねた。 「お願い!……ん」 真っ赤になって目を閉じた小娘さんの睫毛が震えている。 緊張しているのかな…可愛い 彼女の緊張が移ったかのように私まで、心臓をばくばくと騒がせてしまう。 覚悟を決めて、彼女の唇にそっと口づけた。 口づけと一緒に (一生守ってみせると誓う) END ち、ちゅーって書くの照れます。 なんでこいつらちゅーしてんだ小五郎調子乗んなw← ぐだぐだりんですが、遅ればせながらオープンおめでとう&入隊させてくれてありがとうの気持ちを込めて桂剥き隊へ。 お姉様たちみたいに、上手なお話が書けなくてごめんなさい! 、
file up:
edit pass:
number:
編集
記事削除
「#オリジナル」のBL小説を読む
BL小説 BLove
- ナノ -