[追記]


[6]HappyBirthday!!
by ゆうひ
2013/01/31 00:11


1月31日は愛妻の日.
愛される為に生まれてきた黒子っち...!
HAPPY BIRTHDAY!
いつまでも笑っててください


追記より妄想.
いつかこんな誕生日を迎えてね



[編集]


[7]青黒!
by ゆうひ
2013/01/31 00:16
以下黒子っちバースデー妄想小説です.

近い未来、幸せになってくれればいいなぁ...

黒子っちは幼稚園の先生になりました!
青峰さんはNBA.

やっぱり青黒は幸せに限る!!


>>> 青黒+キセキ+相棒


[編集]


[8]青に溺れてしまいそう
by ゆうひ
2013/01/31 00:20



「テツヤせんせーさよーならー!」

「はい、さようなら」


小さな手を大きく振る子供に手を振り園内へ戻る。時計は6時を指していた。


大学卒業後、就職に悩んでいたところ「テツくんに来て欲しいの!」という桃井の強い希望と押しもあり、桃井の祖父が園長をしている幼稚園で働くようになった。もともとその道に進みたいと思って専攻していたこともあり、黒子は二つ返事で就職先を決めた。




「ね、せんせ」

「なんですか」


エプロンの裾をひっぱる子供に目をやれば


「これね、おたんじょうびだからあげる!」


差し出された3枚の絵に黒子はふわりと微笑んだ。


「直哉くん、てつなちゃん、慎司くん」


その場にしゃがんで子供と同じ目線になり、一人一人名前を呼んで頭を撫でる。


「ありがとうございます」

「てつなね、せんせーだいすき!」

「おれもー!」

「ぼくだってすきだもん!」

「私もテツくんだーいすき」


突然の声に顔を上げれば


「ママ!!」

「桃井さん」


にっこりと微笑む桃井の姿。


「あれーまだきーちゃんもみどりんも来てないのー?」

「あ、はい」


抱きつく子供を抱きかかえ辺りをキョロキョロと見回す。


「あ、テツくんそれなーにー」

「いただいたんです」


黒子の手にある3枚の絵を広げて見せる。みんな上手に描けたね、と子供の頭を撫でる桃井にまた黒子も笑顔になる。


「黒子っちー!」

「あ、きーちゃんじゃない」

「そうですね」


廊下に響く声に桃井と黒子が顔を見合わせ苦笑する。


「パパ!!」

「てつなー!ただいま」


駆け寄る子供を抱きかかえた黄瀬が姿を現せば、その後を追うように緑間と高尾が姿を見せた。


「あ!今日は2人とも来たー!」

「おー直哉ただいまーって!真ちゃんかよ!」

「直哉いいこにしてたのか」

「してたよ!ね、せんせー」

「3人ともとってもいい子でしたよ」


高尾を通り過ぎ緑間に抱きつく子供に、みんながくすくすと笑う。無邪気に振り向く子供ににこりと微笑む黒子。


「あーもーテっちゃん可愛すぎ」


突然ぎゅっと抱きつく高尾に一瞬驚いたが、頭を撫でられ大人しくする黒子。そんな黒子と高尾に黄瀬と桃井がずるいと不満を漏らせば、子供達も続いて不満を口にする。


「へーん、いいだろー」


ニヤニヤとする高尾に痺れを切らした黄瀬が口を開こうとした瞬間


「テツヤ」

「赤司...くん...?」


部屋に響く黒子を呼ぶ声に、驚きながら視線を向ければ部屋の入り口に立つ赤司と目が合う。子供達が口々にせいくん、と名前を呼ぶ。


「赤司君!」


どうしたんですか?と驚きを隠せない黒子が高尾の腕から離れ、近づく赤司に駆け寄る。そのすぐ後ろ、ひょこりと紫原も顔を出す。


「紫原君まで!」

「やっほー黒ちん」


赤司に抱きしめられ、肩越しに紫原を見る。背中をぽんぽんと赤司に優しく叩かれ、黒子も赤司の背中に腕を回す。あっという間に子供達は紫原の周りに集まり、しゃがんでも大きい紫原が飴をわたしていた。


「ど、どうしたんですか」

「テツヤの誕生日じゃないか」

「黒ちんおめでとー」

「あ!紫原っちフライングっスよ!」

「あーあ言っちゃったよ」

「みんなで言おうと思ってたのにー!」

「打ち合わせ不足なのだよ」


一気に明るくなる空気に、園児よりもうるさいぐらいだと黒子は小さく笑った。とたんに


「あー!!」

「しーっっ!!」


大きな声が廊下に響く。


「あーあ、見つかっちたー」


突然の大声に黒子は驚き、声のする廊下を見れば


「ったく、黄瀬!ちゃんと教育しろよ」

「うちのてつなは世界一っスよ」


子供を抱きかかえた


「か....がみ...君」

「よう、黒子」

「何してるんですか」


突然の火神の登場に、黒子は赤司に抱きしめられたまま目を丸くした。


「え、だって、アメリカに」

「テツヤの誕生日だからね」


にこりと笑う赤司が黒子の頭を撫でる。
黄瀬の子供を下ろして黒子に近づけば赤司の腕も緩まり、火神へとバトンタッチされる。


「わざわざ日本にですか」

「おーよ」

「やっぱり火神君はばかがみですね」

「うっせーぞ」


涙目で笑う黒子の頭を小突けば、大げさに頭を撫でてみせる黒子。


「あー!たいががせんせいなかせたー!」

「うわっ火神っち最悪っスよ」

「うっせーぞ外野!」


何年経っても変わらないものがある。
そう思うと急にぽろぽろと、水色の大きな瞳から涙が溢れた。


「ちょ、おい、黒子?」

「テツ君!?」

「ほらー!火神っちが叩くからっスよ!」

「あーらら、火神何してんのー」

「まったく...」

「テツヤを泣かせるなんてやってくれるね」

「テっちゃーん、泣くなってー」


先生大丈夫、痛いの、と心配そうな声を上げる子供たちの頭を撫でて、涙を拭う。


「嬉しいんですよ。こうやってみんなに祝ってもらえ」


ばさりと音がすると同時に、突然視界いっぱいの花。後ろからの温もり。
誰、なんて聞かなくてもわかる。忘れたことなんてないその温度。それとは対照的にそんなはずない、と言い聞かせる脳。


だって、ずっと連絡1つなかった。最後に会ったのだってもう1年も前で。最後のメールも着信も、自分からで止まっている。返事はなかったメール。かけなおされる事はなかった電話。遠く海を渡って夢を叶えた恋人が幸せなら、と自分に何度も言い聞かせた。


「キミの幸せが僕の幸せです」


その言葉に嘘はなかったのに。忘れられないまま時間だけが過ぎて。
約束した25歳の誕生日が終わる時には、全ての想い出も捨ててしまって、明日には無かったことにしようと決めていたのに。




「テツ」


名前を呼ぶ声。黒子は後ろを振り向く事もできず。


「テツ」

「...あ、おみ、ね、くん」


からからになった喉からようやく出た声は自分でも驚くほどに震えていて。


「待たせて悪かった」

「あおみね、くん」

「迎えに来た」


ぎゅっと後ろから抱きしめられ、黒子の瞳から大粒の涙が溢れる。


「あ!大ちゃんまたテツ君泣かして!」

「ほんとに大輝は仕方ないな」

「黒ちん泣いてばっかりー」

「花って!!花って!!!」

「高尾、笑いすぎなのだよ」

「やっぱ青峰っちには敵わないっスわ」

「つーか俺のときと対応違いすぎねぇか」


ぎゃぁぎゃぁと騒ぐ周りに、青峰は小さく舌打ちをして。ばさりと花が床に落ちると同時に


『あ!!!』

「あー!!!」

「だいきがちゅーしたー!!」

「せんせーちゅーしてるー!!」

『子供は見ちゃだめ!!』


親達が慌てて目を塞いだのを横目でちらりと確認すると、青峰は黒子の腰を抱きなおし更に深く口付けて。



「テツ、今度こそ嫌だって言っても離してやんねぇ」

「嫌だなんて言った事ありましたっけ」

「頑張ってください、は立派な拒否だろ」

「待ってろって言ったじゃないで」


ちょっと黙ってろ、とまた黒子の口を塞いだ。
















「男がいいとか、女がいいとかじゃねーんだって」

「はい」

「俺は、テツがいーわけ」

「それは僕もです」

「だからあと2年待てよ」

「だから、僕は男なので16で結婚できませんし」

「だって俺テツ嫁にもらうぞ」

「青峰君が18になっても男同士なので結婚は」

「じゃぁ俺NBA行くわ」

「はい?」

「アメリカならできるだろ」

「はぁ」

「25までにテツを嫁に貰うからな」

「あと9年ですね」

「浮気すんなよ」

「しませんよ。青峰君こそ」

「テツじゃなきゃいらねーよ」





2013.01.31(Thu)
Happy Birthday!!
Tetsuya,Kuroko




[編集]


[9]ありがとうございました!
by ゆうひ
2013/01/31 00:22
ここまで読んでくださった方、もしいらっしゃいましたら、ありがとうございました!!
ここに行き着くまでの番外編はサイトにて掲載中です.

全ての黒子っち好きが幸せな1日を過ごせますように!!


[編集]


prev | next

[home]


「#エロ」のBL小説を読む
BL小説 BLove
- ナノ -