「ん…」

どこかに寝かされているらしく、ふかふか…!?

ガバッと起き上がろうとしたが、起き上がれなかった
縛られ身動きが取れない

「…起きたみてぇだな。忍」

「…オハヨウゴザイマス」


捕まったのだと分かるが、何故ふかふかの布団で寝かされ縛られているのか理解出来ない


「良くわかってないようだな。」

「ええまぁ…なんで縛られているのか…」

「逃げるからだ」

「…まぁ…でもなんで布団」

「疲労がたまってたらしく、寝かせた方がいいと言われたからだ」

「誰に?」

「真田だ」

なーんで旦那が…

と言おうとしたが

「真田がな、政宗様に頼みにきた」

佐助の傷が癒えるまで、どうか休ませて欲しいと


「…は?」「どういう事?」

「お前、俺を偵察に来たんだろ?同盟くんでるのにおかしいとは思わなかったのか?」

「…」

そういえばそうだ、だが同盟を組んだばかりで信用出来るのかと心配になったのだろうと考えていた

「同盟組んでいる相手を偵察なんざ失礼だろう。同盟を消されるかも知れない事を真田がするか?」

「…」

何も言えなくなってしまった
自分が余りに物事を考えていなかったのか思い知ったから


「…で、俺はどうすればいいの」

「休め。それだけだ」

「ああそう」

諦めて休んだ
目一杯休んだが落ち着かない



「…スゥ…」

「…」

佐助がやっと寝付いた頃、小十郎は考え事をしていた。


この忍に対して思う感情は理解出来ないでいたのだ


視界に入れば目線で追いかける事は多々ある。
その他にも佐助が幸村の面倒を見ていて少しイラついてみたり…

しばらく考えこんでいると政宗に呼ばれ、部屋を跡にした。





 
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