「てめぇなにしてやがる」
「えー…小十郎が男前だから襲いたくなっちゃって…」
「ほう…」
ガシッと腕を掴まれたかと思えば上下逆転
流石に早すぎる展開に慌てる。
「え、あ、ちょっと!?」
じたばたと暴れても意味が無いのは知ってはいるが、やはり佐助も男。
出来れば主導権を握りたい。
「チッ…てめぇは…もう少し可愛くなれねぇのか」
ガブリと首を噛まれてしまえばもう力は入らなくて。
「っ…」
「最初っからそうしとけ。優しくしてやるから」
ちゅっちゅっと音を立てながらキスをされればもう抵抗なんて出来なくて。
逆にこれから起こる事に期待してしまう。
「…もう勃ってるな。どれだけ期待してんだ」
「だって…さ…久しぶりだし…」
クッと笑われたけれど、何だか幸せで。
俺からもキスをした。
お互いに戯れるようなキスをしていたらぎゅうーって抱きしめられた。
こういう時は小十郎がもう我慢出来なくなった証。
「佐助…」
「クスクス…いいよ。ただ優しくね」
「ああ」
急ぐように服を脱がす。
こんな姿も愛おしい。何時もはバリッと男前な社会人なのに、こういう時はそれが初めての学生みたいで可愛いのだ。
「…何ニヤニヤして嫌がる」
「クスクス…嬉しいだけだよ。小十郎とこういう事ができて」
「…」
ごまかすように愛撫を始めた。
相変わらず上手いね。すぐイっちゃいそう。
「まだイくな」
「ふぁ…?」
先走りを手にとり後孔をほぐす。
「っんあ」
「なんだ、もう柔らけぇな」
「っ…」
ぐちゅぐちゅとほぐし、猛った肉棒を突き刺す
「くああ!!っいたいって…!!」
「っーまだ早かったか?」
ゆっくりゆっくり解すようにされればもうとろけてしまう
「大丈夫か…?」
「っん…」
ぎゅうっと抱きしめれば次第に早くなる律動。
小十郎の熱い息が耳元にかかる。
それは佐助の息が小十郎の耳元にもかかるという事で。
「っ…佐助…出すぞ」
「んっぁっだしてっおくに…!!」
ビクリと中で脈を打ったと思えば濁流のように中に溢れる熱い物。
それを感じて佐助も達した。
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