「こらー!」

「逃げるぞ幸村」

「無論」



怒声と共に破壊音が響く。

何故そうなったのか説明しよう。

まず、幸村が執務を怠り、仕事が滞っていた為に佐助が見張りをしていた。
だがそこに来たのは伊達の領主、伊達政宗だった。

「HEI幸村!決闘だ!」

「政宗d「はい駄目。旦那は仕事して、独眼竜はお茶でも飲んで少し待って」

「佐助ぇ!」

「旦那は自覚しなよ。仕事が滞ってるんだから決闘なんて後!」

「…手伝ってやろうか」

「結構。他国の領主がなんで手伝うの。普通駄目でしょ。てかなんで来たの。手紙位寄越さないと「分かってる。だが察しろ」


「…あんた…また?」

「ああ」

鼻息を荒くして自慢げに腕を組む青いアホが一人

いそいそと戦衣装に着替える赤いバカが一人

「…旦那?何着替えてんの…」

「よし、幸村」

「はい」


障子を蹴破り逃走、そして冒頭に戻るわけである。



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