数枚の便箋にびっしりと書かれていた。
知らぬ間に涙も流していた。涙が自分の足に落ちて冷たい。
小十郎自身、この涙の理由は分からなかった。
だが、悲しみではないのは確かだった。
「この野郎…」
吐き捨てるように呟き、同時に決意を決めた。
「来世だろうがなんだろうが娶ってやろうじゃねえか…絶対逃がさねぇからな…覚悟しとけよ?…佐助…」
end
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テーマ「人外ファンタジー」
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