小十郎へ



これが渡って居る時、俺は小十郎の隣にはいないだろうね。
初めにごめんなさい。いきなり別れてとか言って消えちゃって。病気の事言わなくて。一緒に居られなくて。
俺の病気は原因がよく分からないらしいんだ。でも確実に時間が削られて、他の人よりも早くこの世を去る事になるのは知ってた。小十郎と付き合う前からね。分かってたのに関わってごめん。辛い思いさせた。それとも今はもう忘れかけてた?ならこの手紙捨てていいからね。
本当はね、小十郎に看取られて死にたいなとか思ってたんだけど、出来るだけ離した方がいいかなって思って話を切り出したんだよ。その時本当につらかった。泣きそうになったよ。はは、俺らしくないね。でもそう思う位あなたの隣は居心地が良かった。ありがとう。
これ書いてる手が少し震えるので読みにくいかもね。ごめん。

そして最後にありがとう。楽しかった。
今までで一番だった。中学校の頃、屋上にいたあなたを見た時は結構驚いたよ。それに料理がとてもおいしかった。また食べたかったなぁ。
初めてsexした時は面白かったよ。腰抜かすなんてねぇ。でも俺を女だって思ってたのがびっくり。胸ないし普通分からない?って思ってた。
高校生になってお盛んだったよねぇ。次の日俺寝坊かが立てないかだったし。結構大変だったんだから。
まぁ、いろいろ喧嘩とかあったけど、幸せだった。自分はずっと不幸だって思ってたのがそうじゃなかった。幸せにしてくれた人がいるから。


では最後に、幸せになってね。
奥さん娶って、子供産んでもらって、幸せにね。たまにお参りに一緒に来てくれると嬉しいんだけど、きっと忘れるよねぇ。
はは、まぁこれ位かな?



ありがとう。さようなら。


P,S
もしも生まれ変わったなら、女になって小十郎のお嫁さんになりたいなぁ。


なんちゃって(*^∀^*)

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