かいようせいぶつとわたし | ナノ


ソレイユとの再会


真琴の提案で屋上でお昼を食べることになり、教室をでた。

「昼飯持ってきてない」
「購買でなんか買えば?それとも、これ食べる?スルメイカ」
「スルメイカ!?...ってそんなの朝持ってたっけ?私知らないよ?」
「ハルの家に向かう途中でおばあちゃんに貰ったんだよ。紀紗と合流する前に鞄にしまってたからね」
「それって鞄に臭いつかないの?」
「んー?大丈夫だったよ」

笑顔の真琴。真琴って本当にご近所さんに好かれてるからね、よく貰ってるよね、スルメイカ。

ん?誰かがこっちに向かってくる足音が聞こえる。

「ハルちゃん!マコちゃん!紀紗ちゃん!久しぶり〜、僕も岩鳶高校に入ったんだ」
こちらに向かってブンブン手を振る金髪の男の子。どこかで見覚えがあるような...

「マコちゃん?」
「ハルちゃん?」

顔を見合わせる2人。突然ハッとして口を開く。

「「渚っ!?」」

わお!息ぴったり!!
えへっと微笑んだ渚くん。かわいい、なつかしい、天使っ!!
気づいた時には、私は渚くんに抱きついていた。

「渚くん渚くん、久しぶり!おっきくなったね!私より大きいよね?」
「紀紗ちゃん、久しぶり。そうだね、僕165cmになったんだよ!」
「わぁ!160代なんだねぇ、私、158cm!!中学からあんまり伸びなくてね」
「そっかぁ、でも、女の子は小さくても可愛くていいと思うよ?」
「んんーっもう!渚くん天使っ」

ギュッと抱きしめた後、お互いに微笑んだ。

「渚くんもお昼一緒にどう?」
「え!?良いの!?」
「良いに決まってるよ!ね?ハル、真琴?」

2人に聞けば、もちろんと頷いてくれた。もちろんと言ったのは真琴だけだったけれど、でも逆にハルが言っていたらびっくりだ。


ハルのご飯を購買で買ってから、4人で屋上へ向かった。







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