ぼんやり


 世迷いとして死んで、またいちから書き始めようかと思う今日この頃。
 自分を有名だと思うことはありませんが、少なくとも、世迷いを知ってる人たちはいますよね。だとすれば、わたしが何か書けば、とりあえず見てみよう!て思ってくれる人はいる。それはわたしが数年書き続けてきたから手に入れられたものかもしれないから、烏滸がましいけど少しは自信に思っても良いかな、とも思う。
 けど一方で、それって本当にわたし個人に何か才能があるの?とも思う。無論、自分に才能などないことはお察しなのだけど、有名税(有名じゃないけど)だけでそれなりに見てもらえて、それでヘラヘラしてたら、かつての自分は嫌だろうな、と。
 当たり前だけど、自分が書き始めた当初は、誰もわたしのことを知らないわけで。みんな興味もない。あらすじを読むことも、ページを開くことも、勿論、だからこそ評価される機会さえなかった。
 そう言う中で、基盤がしっかりしてる人たちを見て恨めしいと思っていたし、二次創作に対して思うこととかもあったりしたなぁ、と。若かりし頃よ。
 初心に帰るではないけれど。
 でも、じゃあまるで新しくやり直して、それは世迷いとしてやってきたことから逃げてるだけではないか、とも思う。
 ああ、悩ましい。

 結局、今のわたしは書ければ良いのだ。
 書き始めた時は、書ければ良かったけど、評価もされたかった。でも、ずっとそこそこ書いてきて、自分の中で折り合いがついた。他の人と比べるのではなく、わたしの中の評価として、わたしは申し分ないほど皆に評価されたと思う。本当に嬉しくて、決してプロにはなれないけれど、わたしは満足していて、これでよかったと思っている。あくまで、そういう経験を踏んだわたしが思うことだけれど、評価されようがされなかろうが、わたしはお話を書くんだろうな、と。これは前にも同じことを書いた気もする?
 だから、名前が変わってわたしのことを知っていた人がわたしを知らなくなって、ページを開かなくなっても、わたしは話を書くだろうな、と。
 何が言いたいのかはわからないけど、問題なのはそれだけで他はなんでも良いのだなと思う。

 でも、書いてたらいろんなこと言われるから、それだけは未だに慣れないな。
 書くのやめろよって言われても無視して書くし、書いてくださいって言われても自分のペースで書き続けるけど、心がないわけじゃないから。言われたことには喜ぶし、悲しむし、悔しいと思う。それは無くならないと思う。
 それを再認識した。だから、ここに書いちゃった。


 昔と変わったと言われることも多くなったけど、やりたいことは昔から変わらないと思ってるけど、どうだろうか。
 
 これが記述されるっていう苦しみなんだろうな。

2019/11/03 13:12