※下ネタ注意。「マモノケーキ」の少し前の話。



 本当は、えっちなことに凄く興味がある。リンクと付き合う前から興味が無い訳じゃなかったけど、最近は一層探求心が増している。
 だってリンクとのえっちがすっごく気持ち良くて幸せでどうにかなっちゃいそうだから。もっと気持ち良くなりたいって思うけどそれはリンクが私を開発したせいであって、私のせいじゃない。はず。
 でも私ばっかり気持ち良くて、私はリンクにそれを返せているのか少し不安になる。リンクの方が体力あるのに、私に合わせてくれてるから本当は一回じゃ足りないんじゃないかな。リンクが満足するくらいもっと色んなことをしてあげたい。


――なんて考えていることが友達にバレた。えっちの研究の為に官能小説を読み漁っているのを見られてしまったのだ。

 でもその子は幸運なことに(?)恋愛経験豊富らしくて、知らないことを色々教えてくれた。目から鱗……というより聞いてて思わず顔を覆いたくなるような生々しいことまで語ってくれるものだから私は終始顔が真っ赤だったけど。その子は"普通"って言ってたけど、普通って何だっけ。

 話してくれた中で少し気になることがあった。所謂「ごっくん」というやつ。リンクって凄く良い匂いがするし、もしかして美味しい……のかな。官能小説でもよく飲んでる描写あるし。そういえば前にリンクも舐めてほしそうにしてたっけ。試してみたいけど……自分から言うのは恥ずかしい。

 その子は「頑張ってね」と、別れ際に紫色の液体が入った小瓶をくれた。素直になれるおまじないなんだって。料理に混ぜて食べればいいみたいだけど……本当かなあ?

back

×
「#ファンタジー」のBL小説を読む
BL小説 BLove
- ナノ -