memo

エンドロールのあとに

あくまでこの話の中での設定です。
リンク目線の話であるがゆえ、リンクが知り得ないことは話の中に書けずにいたので詳細を知りたい方はどうぞ。


■ タルミナについて
冒頭の説明書き通り、かつてリンクが救ったタルミナは既に消滅しています。
この話でリンクと夢主が迷い込んだタルミナは、消えた過去のタルミナの記憶をベースに創られた新しいタルミナでした。

リンクしか知らなかったはずのあの世界は、御伽噺として沢山の人に知られるようになりました。
多くの人に認識された世界は、まるで怪異のように独立したひとつの世界になります。
(過去のタルミナはムジュラの仮面の魔力で創られていましたが、現在のタルミナは人々の思いが集まって具現化したようなイメージです)
リンクだけではなく、何故かマロンのように過去のタルミナを知っている人がいて、その人たちの記憶も集まり現在のタルミナに生きる人を創り上げました。
街が変化しているのはその世界とそこに生きる人々が意思を持ち、独自に時を刻んでいる証です。
ですが、異世界という立ち位置にあるのでこちら側にいる者はそう簡単に迷い込める訳ではありません。いくつかの道標を辿り、神隠しにでもあったかのように迷い込んだ、というお話でした。

リンクも夢主も体験した以上のことは知りません。
知らなくていいこともあるんじゃないでしょうか。


……と、長々と書きましたが
私達がリンクを介してプレイした「ムジュラの仮面」でのタルミナは消滅したけど、だからといって私達の記憶から消えた訳ではない。思い出や二次創作として今も語り継がれ、私達の心の中に残り続けている。
ということを表現したかったのです。難しい。


■ ナビィについて
ナビィは「勇者」を導く使命を持っている設定。
導くといっても、ゼルダシリーズおなじみの相棒システムに限定される訳ではありません。旅を助ける存在だったり、新たな力を与えたり、幸福へと導いたり…何らかの形で勇者に関わっていたら嬉しいな、という妄想です。

時リンはずっと「時の勇者」であることに変わりはないのですが、ナビィは他の勇者を導くため別れなければいけなかった。
お別れくらい言いたかったけどそんなことしたら時リンはナビィと離れたくないが為に永遠に勇者の使命を背負い続けると思うので、女神がやめろって止めてたんじゃないでしょうか。時リンは心が不安定。


ちなみにムジュラの仮面はリンクの魂をタルミナに閉じ込め、タルミナごとリンクを消滅させようと企んでいました。
ムジュラ撃破後、孤独を感じていたリンクは自分を知る人がいるタルミナで生涯を過ごそうかと揺らぎましたが、ナビィを探すことを優先。結果としてリンクはその世界から脱出し消滅せずに済んだので、別れた後もナビィはリンクを導いていたんだよ…!って設定も私の中にあります。
過去話は夢主関与してないから書けずじまい。
どうせなので今ここで吐き出しておきます。


■ 前世様と鬼神の仮面
鬼神リンクは元々神の一族で、何らかの理由で人間に転生。それが前世様、という設定。

前世様の魂を癒したものが鬼神の仮面。何故だか神だった頃の特徴が色濃く残っています。
空リンの時代で終焉の者を消滅させ、勇者としての心は癒されたけどそれだけではまだ足りなくてずっとリンクの心の奥深くで眠っていました。
本当は月の中でお面と引き換えに鬼神の仮面を受け取る手筈でしたが、リンクがそれを拒否したため受け取れず仕舞いに。
仮面を受け取ったリンクが幸福で満たされ、前世様も仮面を通して癒されることを時の女神は望んでいましたが、この話でようやくそれが叶った、ということでした。
2021.10.22 21:50
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