「待てなくて来ちゃいました」 「………」 「おや、どうされたのです風丸君。そんな、まるで開いた口が塞がらないというような顔は」 「………………あの、わざわざ外車で迎えに来てくれることはすごく有難いですし嬉しいんですけど……」 「?、はい」 「――――俺、住所教えてましたっけー……?」 「ふふっ、……何かと思えばそんなことですか。――まあ結果オーライじゃないですか。さて、行きましょうか」 「その清清しい笑顔が眩しいです。」 「そうですね、風丸君のその寝起きのようなはっきりしない顔も可愛らしくて好きですよ。愛してます」 「………っ!―――ってそんなこと言って話をそらさない!」 「ぶー」 「可愛いけど可愛くありません」 「矛盾してますよ」 「原因は誰ですかコノヤロー」 「そんな風丸君が好きです」 「わかりましたわかりましたから玄関先でこんな話はどうかと思うんですはい」 「それもそうですね………更に風丸君の魅力に多くの人々が感染してしまう……!」 「俺はウイルスか何かですか」 「はぁ…………そうですね、たしかにそうかもしれませんね」 「其処頬染めてウネウネしない。真顔でそんなこと言わない!」 「もう、風丸君は照れ屋さんなんですからぁっ」 「うっ、うああぁあああああっ!もうさっさと行きますよ研崎様!」 「! はい」 なんかよくわからなくなった^0^ |